倖田來未:「ここで泣くはずじゃなかった」デビュー10周年ドームライブで感激

デビュー10周年記念コンサート「KODA KUMI 10th Anniversary FANTASIA」で熱唱する倖田來未さん
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デビュー10周年記念コンサート「KODA KUMI 10th Anniversary FANTASIA」で熱唱する倖田來未さん

 歌手の倖田來未さん(28)が5日、東京ドーム(東京都文京区)でデビュー10周年記念コンサート「KODA KUMI 10th Anniversary FANTASIA」を行い、4万7000人が熱狂した。倖田さんは幅2.6メートル、高さ2メートルの蝶(ちょう)の羽を背負い、客席の上空を約100メートル飛んで登場。「みんなファミリー、みんな家族」と観客に語りかけ、「もっとみなさんを幸せにできるライブを作っていきたい」と気持ちを新たにしているようだった。倖田さんの東京ドームでの公演は07年以来、2度目。

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 倖田さんは00年11月に「TAKE BACK」で先に全米デビュー、同年12月に同曲で日本デビューした。今年9月に48枚目のシングル「好きで、好きで、好きで。/あなただけが」をリリース。8月現在でDVD10枚、オリジナルアルバム8枚、ベストアルバム4枚をリリースしている。

 この日は、日本でのデビュー記念日12月6日の前日に当たることから、倖田さんは「明日で11年目を迎えます。10年という時間は長いようで短かった。こんなにたくさんの人と(10年の)最終日を迎えられて幸せ」とコメントし、「デビューできて、夢はそこからがすごく長かった」と振り返った。またアンコールの途中には「泣けるー。ここで泣くはずじゃなかった」と照れ笑いを浮かべてタオルで目元をぬぐう場面もあった。

 倖田さんはデビュー曲「TAKE BACK」から最新曲「好きで、好きで、好きで」までメドレーなどを含め、3時間半近くにわたって熱唱。持ち味のセクシーな衣装やダンスのほか、しっとりとしたバラードなどで観客を魅了した。また色とりどりのスティックライトを振る観客に向かって倖田さんは手を振ったり、投げキスをしたりして応え、ステージの端から端まで所狭しと走って楽しんでいた。またダブルアンコールで「ありがとう!」と何度も繰り返しながら、トロッコに乗って観客席の間でパフォーマンスを行い、コンサートの最後は天井からつられたリボンのデザインのブランコに乗ってダンスを披露していた。

 コンサートは倖田さんの10周年の集大成として喜、怒、哀、楽の4幕で構成。それぞれの幕あいに、倖田さん自身が出演して10年を振り返ったコミカルな物語の映像も上映された。倖田さんの妹で歌手のmisonoさんも登場し、倖田さんと共に「It’s all Love!」を披露していた。(毎日新聞デジタル)

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