歌手で俳優の近藤真彦さんが8日、「ウイスキー・ラバーズ・アワード2010」で、「ウイスキー・ラバー特別賞」を受賞した。歌手デビュー30周年を迎えた近藤さんは「このような賞をいただくのは初めてで、本当に感謝しております。46歳になって、いいお土産をいただきました。芸能生活30年もやっていると、いいことがありますね」と笑顔を見せた。
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同アワードは、ウイスキーの持つ奥深い価値と幅広い楽しみを伝えようと、09年から始まった。2回目となる今回は、特定分野で世界的に活躍している著名人に贈られる「ウイスキー・マスター」に音楽家の坂本龍一さん、ウイスキーの新しいイメージリーダーにふさわしい著名人に贈られる「ベスト・ウイスキー・ラバー」に、バレエダンサーの熊川哲也さんと女優の米倉涼子さん、ウイスキーの「熟成」のように、未来への成長が期待される著名人に贈られる「ニュー・ウイスキー・ラバー」にF1ドライバーの小林可夢偉さんと女優の吉高由里子さんが選ばれた。
イベントでは、ステージにソファが用意され、受賞者はグラスを傾けてくつろぎながら、ウイスキーにまつわるトークが展開され、熊川さんは「一度広告をやった時にいただいて、香りを感じた瞬間に心地よくなって、それから即はまってしまいました」とウイスキー派になったきっかけを語った。坂本さんは「僕はまだ熟成が足りないんじゃないかな」と恐縮しながら、「20歳になったら酒好きだったおやじから飲みに行こうと言われた。僕も元気だったんですけれど負けましたね。ウイスキーというと、おやじのことを思い出します」と思い出を語った。
吉高さんは「今年は気持ちいいテンポでやらせていただきました。『頑張ってるね、あの人』とは見られたくない。夜とか家でウイスキーを飲みながら、来年もポワポワ一日を振り返るような一年で」と笑顔で語り、米倉さんは「毎年いい年なんですが、今年もいい年。やりたいドラマもやれてますね。言うことないです。最近は毎年舞台をやりたいなと思っています。来年はもっと言うことないです」と充実した笑顔で話した。
小林さんは「ウイスキーは大人の味って感じで飲めなかったんですけれど、コーラで割って飲みます」と話すと、近藤さんは「ここまでお酒が好きなF1レーサーは初めて。可夢偉選手は試合前日ぎりぎりまで飲む。それであの成績はすごい」とうなずいた。また、近藤さんは「行きつけの焼き鳥屋さんに、ウイスキーのボトルをキープしてます。山崎の25年が割と庶民的な焼き鳥と合ったりするんです」とウイスキーの飲み方を話した。さらに自宅に2本あるという貴重な50年ものの「山崎」を披露し「1本は子供が生まれたときに開けました。次にこの50年を開けるのはいつなのかな」と思いをはせていた。(毎日新聞デジタル)
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