ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
1巻が発売されたコミックスの中から、編集部と書店員のお薦めマンガを紹介する「はじめの1巻」。今回は、相撲の裏方を主人公にした中村明日美子(あすみこ)さんのラブコメ「呼出し一」(講談社)です。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
高3の塚地一(ハジメ)は、高1の彼女ができ、幸せの絶頂だったが、相撲オタクの両親から「呼出し」になることを勧められる。もちろん猛反発するハジメだが、両親はどこ吹く風。そんなある日、ハジメは、倒れた祖父の元へ行く両親の代わりに両国国技館に行くことになる。初デートの時間をずらしてまで訪れた国技館で、相撲を間近で見たハジメの心は動く……というストーリーだ。
中村明日美子さんは美しく繊細な絵で知られる作家さんですが、実はかなりの相撲好き。
そんな中村さんの相撲愛は、「呼出し」さんのきりっとした表情、迫力ある取組シーン、国技館によくいる相撲好きなお客さんの描写などいたるところに表れています。そしてお話を魅力的にしているのが青春度の高さ。それまで全く相撲に興味がなかったイマドキの男の子である主人公・ハジメが、徐々に相撲の魅力に引かれていくところは、何かに夢中になったことがある人なら必ずわくわくするはず。もちろん数々の胸キュンシーンを描かれてきた中村さんですから、初めてできた彼女との甘酸っぱいシーンも見逃せません。
日本の国技である相撲については多少知っていても、「呼出し」という名前を聞いてピンと来る方はそうそういないと思います。相撲の取組の前に「に~ぃしぃ~○○山、ひがぁ~しぃ~××谷」って力士の名前を呼び上げる人だよ、と説明しても「それって行司さんでしょ?」と言われることがほとんど。まさに知られざる職業な「呼出し」さんですが、知ってみると本当に奥が深くて面白い世界です。その詳細は「呼出し一」でお確かめください。そして相撲って面白そうだなと少しでも思ったら、ぜひ国技館へ!
個人的に相撲には全く詳しくなかったので「呼出し」という職業には正直ピンときませんでした。しかし詳しくないからこそ逆に、初めて知る魅力的な描写の数々に心しまいます。「スモーなんか」と言いながらも心の奥底から何か熱い感情がわき出し始めたハジメと同じように。耽美な作風で人気の中村明日美子さんが青年誌のモーニングで連載、しかも「相撲」を描くということには驚きました。あの繊細な絵柄で相撲という力強い題材がどう描かれているのか、ぜひお確かめください!
集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載中の遠藤達哉さんのマンガが原作のアニメ「SPY×FAMILY」の劇場版「劇場版 SPY×FAMILY CODE:White」…
しげの秀一さんの人気マンガ「頭文字D」の“後継作”が原作のテレビアニメ「MFゴースト」の2ndSeason(第2シーズン)の第3戦のキービジュアルが公開された。第2戦・芦ノ湖GT…
アニメやゲームが人気の「プリティーシリーズ」の新作「ひみつのアイプリ」のアミューズメントゲームと人気ゲーム「「【推しの子】」がコラボすることが分かった。12月5日に始まる「5だん…
人気マンガ「ドラえもん」などで知られる故・藤子・F・不二雄さんの生誕90周年を記念したトリビュート本「藤子・F・不二雄トリビュート&原作アンソロジー F THE TRIBUTE」…
テレビアニメ化もされた市川春子さんの人気マンガ「宝石の国」のコミックス最終13巻が11月21日に発売されたことを記念して、テレビアニメ「宝石の国」全12話が、YouTubeで無料…