主君・浅野内匠頭のあだ討ちを果たした大石内蔵助ら赤穂浪士四十七士。討ち入り直前に出奔した男と、切腹せずに生き残った唯一の生き残りの浪士。死ぬことを許されなかった2人の男の16年後をつづったのが「最後の忠臣蔵」(杉田成道監督)だ。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
四十七士の寺坂吉右衛門(佐藤浩市さん)は、吉良上野之介を討ち果たした後、内蔵助から討ち入りの真実を後世に伝え、また浪士の遺族を援助する使命を与えられた。16年後、四十七士の十七回忌法要に参列するため、京を訪れた吉右衛門は、討ち入り前夜に姿を消した内蔵助の家士、瀬尾孫左衛門(役所広司さん)と再会する。孫左衛門は内蔵助の隠し子を育て上げる密名を受け、京の山里に隠れ、可音(桜庭ななみさん)を美しい娘に育て上げていた……。
佐藤さんと役所さんは本格的な共演は今回が初めて。役所さんが、自分を慕う可音の思いに応えてやれない孫左衛門の切ない胸の内を、みすぼらしい風貌と執事のようなかいがいしさの奥からのぞかせれば、佐藤さんも、名誉の死を許されなかった吉右衛門の苦悩を、抑えた演技で表現する。可音役の桜庭さんと、ひたむきな孫左衛門をひそかに支える女性・ゆうを演じる安田成美さんも、ほんのりとした色気を漂わせ、作品に華を添える。
原作は、池宮彰一郎さんによる時代小説。脚本は、「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ」(09年)の田中陽造さん。ドラマ「北の国」からシリーズで知られる演出家・杉田さんが監督を務めた。18日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の大ヒット御礼舞台あいさつが12月23日、東京都内で開かれた。イベントでは…
東宝の2025年の配給作品ラインアップ発表会が12月23日、TOHOシネマズ 日比谷(東京都千代田区)で行われ、2024年の興業収入などが発表された。市川南取締役専務執行役員は、…
2012年から7シリーズにわたって放送されたテレビ朝日系の人気ドラマの完結作となる映画「劇場版ドクターX」(田村直己監督)のクランクアップ写真が公開された。主演の米倉涼子さんをは…
俳優の米倉涼子さんが12月22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の“舞台あいさつFINAL”に登場。イベント終盤にあいさつを求められた…
花沢健吾さんのマンガが原作の映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、2025年1月24日公開)の新キャストが発表された。津田健次郎さんが、謎の存在「アンダーニンジャ(UN)」の声…