俳優の小栗旬さんと女優の長澤まさみさんが共演する山岳救助を描いたマンガ原作の映画「岳−ガク−」の32秒の特報映像が18日から全国の映画館で上映されている。また同日、小栗さんが額から血を流しながら叫んでいる表情の写真が掲載されたチラシの全国配布も始まった。公式サイトも同時にオープンした。
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原作「岳 みんなの山」は、石塚真一さんが03年から「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載中のマンガで、08年に第1回「マンガ大賞」と第54回小学館漫画賞一般向け部門を受賞し、コミックスも13巻まで発行している人気作。
小栗さんと長澤さんが映画で共演するのは「ロボコン」(03年公開)以来8年ぶり。長澤さんは30センチ髪を切って役作りをしたという気合の入れようで、標高3000メートルの雪山でのロケをした。特報では壮大な雪山の風景や「生きろー」と叫ぶ小栗さんのシーンなどが登場する。
映画は、世界の山を渡り歩き、山を愛し、その恐ろしさも知る島崎三歩(小栗さん)が帰国後、山岳救助ボランティアとして登山者の命を守っていた。一方、北部警察署山岳遭難救助隊に新人として配属された椎名久美(長澤さん)は、三歩たちの指導で、過酷な訓練をこなしていたが、実際の救助現場では遭難者を救えず、自信をなくしていった。そんな時、猛吹雪の中で多重遭難が発生、仲間とともに救助に向かう久美だったが、そこには想像を絶する雪山の脅威が待ち受けていた……というストーリー。小栗さん、長澤さんのほか、佐々木蔵之介さん、石田卓也さん、やべきょうすけさんらが出演する。11年5月7日に全国東宝系で公開予定。(毎日新聞デジタル)
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