今年話題を呼んだ映画に贈られる「第35回報知映画賞」(報知新聞社主催)の表彰式が21日、東京都内であり、「悪人」で主演女優賞を受賞した深津絵里さんが出席した。作品賞にも選ばれた「悪人」について深津さんは「なんだかすごい作品に出会ってしまったなあという感じです。常に先へ先へ、上に上にと導いてくださった李相日監督に感謝したい」とあいさつ。「これほど現場で楽しいと思えた瞬間がないのも珍しいくらい、さまざまな感情を経験しました」と撮影を振り返った。
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深津さんは9月、カナダ・モントリオールで開かれた「第34回モントリオール世界映画祭」で、日本人では27年ぶり2人目となる最優秀女優賞も受賞。「この話は九州の本当に小さな町で起こる事件がきっかけとなっていて、それがモントリオールという町で、日本の方と同じように感情が動いているということを劇場で感じることができて、言葉や文化はあまり関係ないんだなあと改めて感じた」と話した。
表彰式では、同映画で共演した樹木希林さんが深津さんに花束を渡した。樹木さんは「深津さんとは15歳くらいの時に親子を演じました。その子がこんなに大きくなりました。賞の花を持ってくる役をいただいて、感無量です」と感激していた。
「第35回報知映画賞」は昨年12月1日~今年11月30日に首都圏で公開された作品を対象に、報知新聞社の映画担当記者と映画評論家などの外部選考委員、読者投票を経てその年を代表するに最もふさわしい作品・役者・監督に贈られる。(毎日新聞デジタル)
第35回報知映画賞各賞は以下の通り。(敬称略)
作 品 賞 「悪人」(李相日監督)
監 督 賞 中島哲也監督「告白」
主演男優賞 豊川悦司(「必死剣鳥刺し」「今度は愛妻家」)
主演女優賞 深津絵里「悪人」
助演男優賞 柄本明(「悪人」「桜田門外ノ変」「雷桜」)
助演女優賞 ともさかりえ「ちょんまげぷりん」
新 人 賞 桜庭ななみ「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」 三浦貴大「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
海外作品賞 「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)
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