ディズニーの3D映画「トロン:レガシー」(ジョセフ・コシンスキー監督)公開を記念した近未来的なボディースーツが似合う「トロン・ボーイ コンテスト」の最終審査が21日、東京都内であり、役者志望の大塚寛之さん(28)がグランプリの「トロン・ボーイ賞」に選ばれた。「率直にすごくうれしいのと、感謝の気持ちでいっぱい」と喜びを語った大塚さん。オンライン投票で最も支持された「ライブドア賞」にも選ばれ「これは本物では?」と指摘されると、「本当ですか。きょ、恐縮です。でも、うれしいです」とぎこちないながらも笑顔を見せた。
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ゲスト審査員を務めたタレントのJOYさんは「不器用なんだけど一生懸命な感じが、みんなの胸に刺さった」と独特の空気感を評価。元男性であることを告白して話題となったモデルの佐藤かよさんも審査員を務め、「存在感もすてき。一見、強そうなのに、おとなしくて、でも目力も強くて、ギャップも魅力ですね。トロンスーツも似合います」と絶賛。独特の“間”で「恐縮です」を連発し、記者や佐藤さんから「渡部(陽一)さんに似てる」と指摘された大塚さんは、「戦場カメラマンの方ですよね。言われたこと、あります。ちょっと練習してみます」とやはり恐縮。JOYさんは「周りを気にせず、自分らしく、誰にも影響されずに、このままがんばってほしい」、佐藤さんも「このままですてきだし、面白くて、逸材だと思う」とエールを送っていた。
「トロン・ボーイ コンテスト」は、主人公サムのような冒険心と勇敢さにあふれ、かつトロン・スーツをスタイリッシュに着こなしてくれる男性を「トロン・ボーイ」として募集。全国から318人の応募があり、1次審査(書類)、2次審査(オンライン投票)を通過した6人が、この日のイベントに登場。6人の自己PRを、JOYさんらが審査した。大塚さんは、練習中という殺陣を披露した。
「トロン:レガシー」は、82年に製作された「トロン」の世界観を踏襲し、最先端の3Dカメラを用いて現代によみがえらせた作品。デジタル業界のカリスマといわれたエンコム社のCEO、ケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジスさん)が謎の失踪をしてから20年、息子のサム(ヘドランドさん)は、不思議なメッセージに導かれ、想像を絶する世界に迷い込む。そこは父ケヴィンがコンピューターの中に創造した“理想郷”だった。正体不明の敵の攻撃を受け、命がけの逃亡者となったサムを助ける謎の女クオラ(ワイルドさん)も現れ、サムは人類存亡の鍵を握る究極の秘密を知らされる……というストーリー。全国で大ヒット公開中。(毎日新聞デジタル)
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