注目ドラマ紹介:「隠密秘帖」舘ひろしが5年ぶり時代劇 南原清隆と陰謀に迫る

「正月時代劇 隠密秘帖」の会見に出席した(左から)南原清隆さん、舘ひろしさん、津川雅彦さん、金児憲史さん
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「正月時代劇 隠密秘帖」の会見に出席した(左から)南原清隆さん、舘ひろしさん、津川雅彦さん、金児憲史さん

 俳優の舘ひろしさん(60)主演の「正月時代劇 隠密秘帖(おんみつひちょう)」(NHK)が1日午後7時20分から総合テレビで放送される。舘さんは06年の大河ドラマ「功名が辻」で織田信長を演じて以来、5年ぶりの時代劇出演。

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 「隠密秘帖」は、江戸時代に老中・田沼意次の嫡男が江戸城内で切りつけられて死に至った事件を基に、下級武士・神谷庄左衛門(舘さん)とその同僚・榊半兵衛がその背景に迫るハードボイルドなサスペンスストーリー。半兵衛をお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の南原清隆さんが演じる。

 第十代将軍徳川家治の下で老中の田沼意次(笹野高史さん)は、幕府の財政破綻を食い止めようと剛腕をふるい、嫡男の田沼意知(若林久弥さん)も若年寄に出世するが、意知は殿中で佐野善左衛門(金児憲史さん)に切られ、8日後に絶命する。佐野は切腹するが、その知らせに高騰が続いていた江戸の米の値段が急落し、庶民は佐野を「世直し大明神」とあがめ、意知の葬列には石を投げ込んだ。意次を擁護する大奥年寄の沢の井(松坂慶子さん)は事件の真相を調べるように申し渡し、その密命が、“昼行灯(ひるあんどん)”と呼ばれている庄左衛門と半兵衛に下される……という物語。

 庄左衛門は家庭では厳格な父親で、美しく献身的な妻・りくと3人の子ども、実直な用人・喜八郎がおり、武士として信じる道を子供らに説く。物語が進むに連れ、半兵衛との巧みなコンビネーションで難局を乗り越えて事件の真相に迫っていくが、その先には家族をも巻き込む大問題が待ち受ける。我が子に恥じない生き方をする庄左衛門とそれを見守るりく、父を思う子どもの姿を描くヒューマンドラマとしても楽しめる。りくを水野真紀さん、喜八郎を津川雅彦さん、庄左衛門の三男・又十郎を子役の濱田龍臣くんが演じる。

 また同ドラマは、庄左衛門の息子・又十郎を主人公にした続編ドラマ「土曜時代劇 隠密八百八町」が8日から放送される。正月時代劇から土曜時代劇への連作は今回が初めてで、舘さんが又十郎を演じている。(毎日新聞デジタル)

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