女優の京野ことみさん(32)が、NHK連続テレビ小説「てっぱん」の19日放送の回から後半の物語のカギを握る女性・小早川のぞみ役で出演することが5日、明らかになった。京野さんがNHKの朝ドラに出演するのは08年9月~09年3月に放送した「だんだん」に続いて2作目。
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78年に広島県で生まれた京野さんは、92年に「七人のおたく」で映画デビュー。以後、テレビドラマ「白線流し」(96年~)や「ショムニ」(98年~)、映画「舞妓Haaaan!!!」(07年)、「TAKESHIS’」(05年)など幅広く活躍。10年2月には舞台「初蕾」で主演。NHKのドラマは08年に「鞍馬天狗」、10年に「八日目の蝉」に出演している。
「てっぱん」は、お好み焼きとトランペットを愛する広島県尾道市の鉄工所の娘・あかり(瀧本美織さん)が養子であることを知り、それまで存在を知らなかった祖母・初音と一緒に住むことになり、偏屈な祖母と衝突しながらも、やがて2人で大阪にお好み焼き屋を開業して奮闘する物語。母の真知子を安田成美さん、祖母の田中初音を富司純子さんが演じている。
物語は後半に入り、第17週の19日から京野さん演じるのぞみが登場。あかりのお好み焼き屋「おのみっちゃん」を訪ねてきたのぞみは、近く結婚するといい、亡き母の遺品を頼りに父親を捜していた。手にした写真には若き日の神田(赤井英和さん)の姿が……。バリバリ働いていたのぞみだったが、結婚は破談。仕事もやめ、なぜか、あかりの下へ転がり込むことになり、騒動を巻き起こす。
制作統括の海辺潔チーフプロデューサーは「のぞみは『てっぱん』の後半のキーパーソンとなる人物です。そして、あかりの人間的成長を後押しする存在ともなります。転がり込んだ田中荘で繰り広げられる、初音との“バトル”も見ものです。タフな精神力と確かな演技力を持った京野さんが出演者に加わって、『てっぱん』に新たな魅力が吹き込まれたと思っています」と京野さんに期待を寄せている。ドラマは毎週月~金曜午前8時から放送中。(毎日新聞デジタル)
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