タレントとして、自由奔放な発言で人気を博す一方で、ファッションブランドでデザイナーとしても活躍する神田うのさん。自身のブランド「UNO KANDA」の商品は、「使う人のことを一番に考えた」というデザインに仕上げ、「どこで買えるの?」や「この色がほしい」という声に応えて、10年12月から所属事務所「スペースクラフト」のサイト内にオンラインストアを開設し、全種類が購入できるように配慮した。また、キレイでいることには強いこだわりがあり、飲んだり、料理に使用する温泉水や美容にいいといわれる飲料を毎日飲むなど、体の中からキレイになるように常に気を使っている。家具などもすべて「イタリアのファクトリー(工房)に注文して、船便で送ってもらう」というこだわりようだ。神田さんのこだわりについて聞いた。(細田尚子/毎日新聞デジタル)
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神田さんは「水を飲むときはもちろん、料理やお米をとぐときにも使っています」とアルカリイオン水「温泉水99」(エスオーシー)を愛用している。プロの料理人も学ぶという本格的な料理教室で使っていた水で、母と通っていたときに気に入り、何年か前から自宅でも使用。持ち歩ける500ミリリットルのペットボトルサイズから、13リットルの特大サイズまで取り寄せて、あらゆるところに使うというこだわりようで、飲むときは冷やさず常温で、とくにお酒を飲んだあと、がぶがぶ飲むとすっきりするという。
お酒はシャンパンがとくに好きで、最初から最後までシャンパンで通す場合が多いという。「毎回、1本くらいはいっちゃいますね。2本目が空くと記憶が飛び飛びになって、覚えてないかなあ。でも必ず友人たちがケアしてくれるので大変なことにはならないですけど」といつもより明るく、楽しいお酒になるという。自宅で食事するときは、だいたいが母の手料理の和食だといい、「料理はだしが決め手」と、かつお節ならぬ「まぐろ節」を使ってだしを取っているという。
また“飲む美容液”といわれる「美・皇潤」(エバーライフ)を1日1本飲んでいる。飲み始めて5日くらいで効果を感じたといい、「フカヒレのコラーゲン、ツバメの巣など高級中華の食材になっているような成分から、ヒアルロン酸など肌にいい成分が1種類じゃなくて、何種類も入っているので、体の中から美容に効く感じがしますね」といい、飲んでいると肌だけでなく体の調子もいいと感じるという。
インタビューは東京・青山のアトリエで行ったが、部屋に入るとそこに置いてある家具のすべてにこだわりを感じた。「家具にもこだわりがありそうですね」と水を向けると、「全部イタリアのファクトリーで作りました。ここにはレザーの白いソファがほしいとか、こういうデザインの椅子がほしいとか、色や素材、大きさなどちょうどいいのが探しても(既製品には)ないんですよね。だからもう、作っちゃった方が早いんです」というこだわりようで、「新居の方も全部作りました。注文を出して、船便で届けてもらって3、4カ月くらいかな。長くて半年。あっという間に届きますよ。もう届いちゃうの?っていうくらい。実家のを頼んだときはちょうどユーロが安かったんですけど、新居は最近で一番高かったときに買ったので、うちの夫は大変だったなと思います」と、家財道具のすべてを注文家具でそろえるという徹底ぶりだった。
次回は、所属事務所の通販サイトで10年の秋冬(AW)コレクションから全商品が販売されるようになった「UNO KANDA」の商品開発について聞いた。
<プロフィル>
1975年3月28日生まれ、神奈川県出身。5歳のころからクラシックバレエを始め、90年に東京新聞バレエコンクールで入賞、92年に中部全日本バレエコンクール・ジュニア部門で1位、東京全日本バレエコンクールに入賞するなど輝かしい受賞歴を誇る。14歳でモデルデビューし、17歳で「プチセブン」(小学館)のモデルに。19歳のころから「学校では教えてくれないこと!!」や「笑っていいとも!」などのバラエティー番組やドラマ、映画などに出演。タレントや女優として活動する一方で、01年からはストッキング、ランジェリー、和洋ウエディングドレス、振り袖、ジュエリーなどのデザイナーとして活躍。中でも自身がデザインしたグンゼのストッキングが大当たりした。08年9月から自身のブランド「UNO KANDA」を全国の百貨店で展開し、バッグや財布、パスケース、日傘などのアイテムを販売している。10年12月から所属事務所「スペースクラフト」のサイト内で「UNO KANDA」の通販サイトがオープンし、10年秋冬(AW)コレクションからの全種類、全色が購入できるようになった。07年10月に結婚。これまでに8回結婚式を挙げている。