マンガ新連載：「アオハライド」ストロボ・エッジ作者がつづるアップテンポな学園グラフィティー

　雑誌で連載が始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。「ストロボ・エッジ」で人気を博した咲坂伊緒さんの「アオハライド」の連載が、13日発売の「別冊マーガレット」（集英社）2月号で始まった。

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　中1のときに引っ越しで別れた田中くんに思いを伝えられなかった少女・吉岡双葉は、高校生になり、かばんの中は散らかしっぱなしで、大食いになっていた。理由は、中学生時代に男子からの人気をやっかまれて孤立したから。高校を機にわざと「女子力」を下げていた双葉はある日、田中くんに似た男子を見つけるが、その男子は「マブチ」と呼ばれていた……というストーリー。田中くんと双葉が別れる中学生時代のストーリーを描いた36ページのとじこみふろく「第0話」のダブル掲載だ。（毎日新聞デジタル）

　◇別冊マーガレット編集部　池田真理子さん

　タイトルの「アオハライド」は「アオハル（青春）」＋「ライド（ride)」。勢いよく青春に乗っかっていくようなイメージがこめられているそうです。

　「アオハライド」の青春は、きらきらだけじゃなく、少しビターで残酷な痛みの部分も受け止め、がむしゃらに必死にもがく主人公・吉岡双葉を中心とした学園グラフィティーです。

　自分の素直な気持ちを封じ込め、一緒にいるためだけの友人関係を作っていた双葉や、家庭で何かあり、昔と人が変わったようになってしまった馬渕洸。素直になれなくてややこしく考えてしまった人、もしくは素直すぎてぶつかってしまう人など不器用だけど本当はまっすぐな人たちが青春の光と影を駆け抜けます。もちろん恋も友情も！

　前作の「ストロボ・エッジ」のようなほわほわイメージとはやや違うアップテンポ、だけど瞬間瞬間の思いを大切にした作品になるよう咲坂先生も意気込んでいますので、ぜひ毎月の別マの連載を楽しみにしていただけると幸いです。