今年20歳を迎える男子プロゴルフの石川遼選手が昨年に引き続き「はたちの献血キャンペーン」広報キャラクターを務めることになり、17日、東京都内で行われた記者発表会に登場した。10代でやり残したことと20代への抱負を聞かれ、石川選手は「11、12歳のころはゴルフの練習を一番頑張っていたんですが、お父さんに反抗していた13、14歳のころにもうちょっと練習していたら、もう少しうまかったかなと思う。でも戻れないので、20代では後悔しないような練習をしたいですね」と笑顔で語った。
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またプライベートについては「プロゴルファーなのでゴルフ場の中ではみなさんを驚かせたり、喜んでいただけるようなパフォーマンスをするように頑張りたいですが、それ以外の部分ではプロではないので、みなさんが喜ぶようなことはできないと思う。ぼくはゴルフ一本ですね」とさわやかに答えた。
同キャンペーンは、日本赤十字社が厚生労働省、都道府県とともに主催。献血者が減少する冬季の輸血用血液の確保と医療機関への安定的な血液製剤供給のために、新たに成人式を迎える「はたち」の若者を中心として広く献血への理解と協力を求めようと2月末まで全国で開催している。石川選手が昨年に引き続いて広報キャラクターを務め、キャンペーンソングを男性デュオ「ゆず」が担当している。
発表会には、石川選手とともにテレビCMに出演する8歳の少女、峰山真彩(みねやま・まい)ちゃんも出席。「ゆず」の2人も登場し、キャンペーンソング「Hey 和」を生演奏で披露した。08年に急性リンパ性白血病を発症し、輸血をはじめとした闘病生活を経て一命を取り留め、現在は元気に小学校に通学しているという真彩ちゃんは「私も病気になったので、頑張ってください」と闘病中の患者に向けてメッセージを送り、石川選手も「ぼくも今年はたちになるので、1年目の経験を生かして今年もがんばります」と意気込んでいた。(毎日新聞デジタル)