来日した韓国のダンスボーカルグループ「BIGBANG」のメンバー、T.O.P(トップ)さんことチェ・スンヒョンさん(23)が25日、東京都内で行われた主演映画「戦火の中へ」のジャパンプレミアに登場。舞台あいさつでチェさんは、同作で共演した先輩俳優の結婚生活を目の当たりにし、「僕も結婚して安定した生活をしてみたい。うらやましいと思った」と話した。
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映画「戦火の中へ」は、朝鮮戦争の戦闘で命を落とした中学3年生が母親あてに送った手紙を基に、71人の学生たちの実話を描いた。韓国では朝鮮戦争が始まって60周年にあたる10年6月に公開し、350万人以上を動員した。韓国で視聴率50%を超えたドラマ「IRIS アイリス」を手がけたエグゼクティブ・プロデューサーのチョン・テウォンさんが製作、映画「私の頭の中の消しゴム」「サヨナライツカ」のイ・ジェハン監督がメガホンを取った。
チェさんは結婚について「今まで一度も考えたことがなかった」とコメント。司会者から結婚なんて言われるとファンの方は心配なのでは?と言われ、「いつというわけではなく生まれて初めてそういうことを考えたという話です」と念押しした。壇上から日本語で「日本語上手ですか?」とファンに問いかけたり、2月14日のバレンタインデーに毎年たくさんのチョコレートをもらうのではという質問に「自分で作って食べています」と言って「冗談です。マイケル・ジョーダン」とジョークをたたみかけるなどご機嫌だった。
舞台あいさつ前に行われたレッドカーペットイベントにも登場したチェさんは、ファンと握手をしたり、サインの求めに応じたりして交流し、建物の外へ詰めかけたファンにも窓から手を振ってサービスした。この日は、レッドカーペットイベントに約200人、舞台あいさつには約1200人のファンが詰めかけ、建物の外にも集まったファンを含めると約2000人が訪れたという。チョンさん、イ監督も登場した。
チェさんは「BIGBANG」のラッパーとして06年にデビューし、09年に日本でメジャーデビューした。その後、ドラマ「I am sam アイ・アム・サム」(KBS)で俳優デビューし、日韓共同の映画プロジェクト「テレシネマ」の映画「19」や、韓国俳優のイ・ビョンホンさん主演の「IRIS アイリス」にも出演している。映画は2月19日から全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)
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