堺雅人:宮崎あおいは「これ以上ない伴侶」 映画「ツレがうつになりまして。」

映画「ツレがうつになりまして。」の会見に登場した宮崎あおいさん(左)と堺雅人さん
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映画「ツレがうつになりまして。」の会見に登場した宮崎あおいさん(左)と堺雅人さん

 女優の宮崎あおいさんと俳優の堺雅人さんが26日、東映東京撮影所(東京都練馬区)で映画「ツレがうつになりまして。」(佐々部清監督)の会見を行った。2人は08年のNHK大河ドラマ「篤姫」以来、約3年ぶりに夫婦役を演じる。堺さんは宮崎さんを「役者としてはこれ以上ない伴侶」と絶賛した。

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 原作は、細川貂々(ほそかわ・てんてん)さんが夫のうつ病と向き合って暮らした実話を、イラストを交えてつづったエッセーマンガ(幻冬舎)。06年の発売以来、30万部のベストセラーを記録した。09年には藤原紀香さんとお笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造さんの共演でNHKでドラマ化された。映画は、「半落ち」(03年)や「夕凪の街 桜の国」(07年)などで知られる佐々部監督が、笑いを交えてひょうひょうと描く。

 宮崎さんと堺さんは、初回から最終回までの平均視聴率が24.5%という高視聴率を記録した08年のNHK大河ドラマ「篤姫」で、主人公の篤姫とその夫で十三代将軍・徳川家定という夫婦役で共演し、話題を呼んだ。

 堺さんは宮崎さんを「頼りにしています。安心して(うつ病という)不安になれる相手。どっしりした安定感と存在感と魅力があって、3年前からずっとおんぶに抱っこでやっています」とコメント。宮崎さんは「(共演を)すごく楽しみにしていたんです。(堺さんは)いい意味で変わらない。いつもなんでだろう、どうしてだろうと考えている方。いい空気感で面白い」とほほ笑み、実際に夫がうつ病になったらという質問に「貂々さんのように大丈夫だよと言って、寄り添ってあげられるようになりたい」と話した。会見には佐々部監督、夫婦のペットのイグアナも登場した。

 今秋ロードショー予定。(毎日新聞デジタル)

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