蒼井優:ショートカットで妻夫木と舞台初共演 野田秀樹書き下ろし「南へ」公開ゲネプロ

舞台「南へ」で熱演する蒼井優さん(左)と妻夫木聡さん
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舞台「南へ」で熱演する蒼井優さん(左)と妻夫木聡さん

 俳優の妻夫木聡さん(30)と蒼井優さん(25)が9日、初共演となる舞台「南へ」の公開ゲネプロが東京芸術劇場(東京都豊島区)の中ホールで行われた。

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 演出家の野田秀樹さん率いる「NODA・MAP」の第16回公演で、舞台は富士山に名前のよく似た火山・ブジザンの観測所に火山が大好きな新任の観測所員(妻夫木さん)が赴任してくる。その赴任先で待っていたのは、虚言癖の女(蒼井さん)。やがて、300年間噴火をしていないブジザンに大噴火のうわさが流れる……という物語。ほかに、火山観測所の個性的な所長を渡辺いっけいさん、旅館を経営する三つ子の長女を高田聖子さんが演じ、チョウソンハさん、藤木孝さん、黒木華さんらも出演する。

 NODA・MAP初出演となる蒼井さんは、キュートなショートカットでイメージを一新して、軽快に次から次とうそをつき続ける役を熱演。笑ったり怒ったり驚いたりと、百面相でうそを楽しむ女を魅力いっぱいに演じて、観客の目を引きつけた。NODA・MAP作品では07年に「キル」に出演しているが、野田さん書き下ろしの新作は初めてという妻夫木さんは、蒼井さんとの掛け合いを絶妙にこなしながらも、舞台狭しと走り回り、汗だくになりながら“心に洞窟を持つ男”を全力で演じた。舞台は3月31日まで同劇場で上演予定。(毎日新聞デジタル)

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