3月5日に迫った「第5回声優アワード」の全15部門のうち3賞が16日、先行発表され、「特別功労賞」に昨年10月に亡くなった野沢那智さんが選ばれたことが明らかになった。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
「特別功労賞」は、故人の中から外画(海外の映画・ドラマ・アニメの総称)を中心に多くのジャンルにわたって貢献した声優に与えられるもので、野沢さんが60年代から長きにわたり、俳優のアラン・ドロンさん、ブルース・ウィリスさん、アル・パチーノさんなど多くの外国映画で吹き替えを担当してきた功績が評価された。映画「スターウォーズ」のC-3PO(ロボット)など多くの「はまり役」で知られている。
このほか「功労賞」には、エルビス・プレスリーさんの吹き替えなどを担当してきた、ささきいさおさん(68)、エリザベス・テーラーさんの吹き替えで知られる鈴木弘子さん(67)、アニメ「妖怪人間ベム」のナレーションで有名な矢島正明さん(78)の3人を選出。そして「声優という職業を各メディアを通じて多く広めた人物」に贈られる「富山敬賞」は、小山力也さん(47)が受賞した。
先行発表は第2弾として22日にも行われ、「シナジー賞」「海外ファン賞」「キッズファミリー賞」の3賞と、新設の「高橋和枝賞」が発表される。(毎日新聞デジタル)