マクロスF:河森監督「日本のアニメの力を総結集できた」 劇場版公開記念イベント

「劇場版マクロスF 恋離飛翼」の公開記念イベントに登場した(左から)河森正治監督、May’nさん、中島愛さん、遠藤綾さん、中村悠一さん
1 / 1
「劇場版マクロスF 恋離飛翼」の公開記念イベントに登場した(左から)河森正治監督、May’nさん、中島愛さん、遠藤綾さん、中村悠一さん

 人気SFアニメの劇場版2部作の完結編「劇場版 マクロスF(フロンティア) 恋離飛翼~サヨナラノツバサ~」(河森正治監督)の公開記念イベントがこのほど、池袋サンシャインシティ60展望台(東京都豊島区)で行われ、中村悠一さん、遠藤綾さん、中島愛(めぐみ)さんら声優陣とヒロイン・シェリルの歌を担当した歌手のMay’n(メイン)さん、河森監督が登場。河森監督は「マクロスには30年以上かかわっていますが、ある意味日本のアニメが持つ力を総結集できたのでは」といい、「歌も声も音も絵も、すごく良いものができた」と完結編らしい仕上がりを強調した。

あなたにオススメ

 「劇場版 マクロスF 恋離飛翼」は、テレビアニメ「マクロスF」の劇場版2部作の後編。完全新作として描かれる完結編で、前編のラストから3カ月後を舞台に、謎の宇宙生物「バジュラ」との最終決戦と、主人公アルトとダブルヒロインのシェリルとランカとの三角関係の結末が明らかにされる。全国38スクリーンと公開規模は小さいものの、初日から2日間で約8万2000人を動員、興行収入約1億2000万円のヒットを記録している。

 イベントは公開日の2月26日に行われ、アルト役の中村さんは、公開1カ月前の1月にアフレコに臨んだエピソードを明かし、「緊張感のある2カ月間でした。感無量です」とあいさつ。自身のデビュー作でもあり、4年前のオーディションでランカ役を射止めた中島さんは「完結することがまだ信じられません。完結編での彼女(ランカ)は、女の子として尊敬します」と感慨深げに語った。シェリル役の遠藤さんは「(マクロスFの)知りたかったことを全部ひっくるめて分かる完結編です」と自信を見せると、May’nさんは「アルトの成長が見てとれて、2人の女の子から好かれるのがわかります」と笑顔で語った。

 イベントには約600人のファンが集まり、10年8月に行われたライブイベント「ギラサマ祭」でお披露目された金色のダルマ“マクロス大明神”の目玉への墨入れが行われ、大ヒットを祈願した。その後、河森監督、遠藤さん、中島さんの3人が映画館「シネマサンシャイン池袋」へ移動。上映後にサプライズで舞台あいさつを行い、会場を沸かせた。(毎日新聞デジタル)

アニメ 最新記事