注目映画紹介:「ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団」 86年の名作を女性監督が現代風にアレンジ

「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち」の一場面 (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2011
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「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち」の一場面 (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2011

 「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ天使たち」(寺本幸代監督)が5日から公開される。昨年公開30周年を迎えた劇場版アニメ「映画ドラえもん」シリーズの31作目に当たり、86年の「のび太と鉄人兵団」を現代風にアレンジした内容となっている。

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 80年から製作されてきたシリーズは06年から「のび太の恐竜2006」(原作は80年)や07年の「のび太の新魔界大冒険」(同84年)、09年の「新・のび太の宇宙開拓史」(同81年)など旧作を新たに作り替えた作品と新作を1年おきに公開している。今作は旧作の現代アレンジ版第4弾となる。

 北極で巨大なロボットの足と謎の青い球体を拾ってきたのび太。青い球体に導かれるように、次々とロボットの部品がのび太の家の庭に降ってきた! ドラえもんとのび太は「鏡面世界」で部品を組み立て、巨大ロボット「ザンダクロス」を完成させるが、街にロボットの持ち主だと名乗る「リルル」という不思議な女の子が現れる。実は「ザンダクロス」と「リルル」はロボットの星「メカトピア」から地球人を自分たちに従わせるために送り込まれたのだった……。果たして、ドラえもんやのび太たちは、地球を救えるのか……というストーリー。旧作にはいなかった新キャラクター「ピッポ」なども登場する。

 ゲスト声優としてお笑い芸人の加藤浩次さんが、ドラえもんたちと敵対するロボット軍団の総司令官の声を担当。歌手で俳優の福山雅治さんが、しずかちゃんのあこがれのスター・福山雅秋として声優に初挑戦したのも話題となっている。メガホンをとったのは、05年からテレビシリーズの「ドラえもん」とかかわり、07年の「ドラえもん のび太の新魔界大冒険 ~7人の魔法使い」では長編の「映画ドラえもん」史上初の女性監督として腕をふるった寺本監督。主題歌は4人組ロックバンド「BUMP OF CHICKEN」の「友達の唄」が起用されている。5日から全国東宝系で公開。(毎日新聞デジタル)

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