ONE PIECE:全長20mルフィの海賊船がドームに出現 

25日開幕したイベント「ONE PIECE DOME TOUR」で、京セラドーム大阪に出現したルフィの海賊船「サウザンド・サニー号」
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25日開幕したイベント「ONE PIECE DOME TOUR」で、京セラドーム大阪に出現したルフィの海賊船「サウザンド・サニー号」

 尾田栄一郎さんの大人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の主人公ルフィが乗り込む全長20メートルの海賊船「サウザンド・サニー号」が京セラドーム大阪(大阪市西区)に登場した。25日開幕したイベント「ONE PIECE DOME TOUR」の目玉で、ドームにはワンピースの世界が再現された。イベントは27日までの3日間で、東京ドーム(東京都文京区)でも4月27日~5月1日の5日間で開催される予定。

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 ワンピース史上最大の規模で開催されるテーマパーク型イベント。ドーム内には、ルフィの故郷「イーストブルー」や水の都「ウォーターセブン」など、マンガの中に登場する地名が付いたコーナーが設置され、各コーナーに名場面の再現ビジュアルを展示。さらに冒険のスケールそのままを体感できるようサウザンド・サニー号のほか、ほぼ等身大の“王下七武海”、全長約6メートルの巨大クジラ「ラブーン」のバルーン、巨人族ドリーの全長4.8メートルのかぶとなどが、ファンの期待に応えるクオリティーで作られている。麦わらステージでは、麦わらの一味がバンドを結成したという設定で、アニメの「ONE PIECE」で流れる名曲の数々が、バンド演奏で楽しめる。

 展示物の背景など、アニメーションイラストはすべて同イベントのために描き下ろされたもの。会場ではトナカイのチョッパーがランダムに話したり、チョッパーの故郷「ドラム島」に生息する「ハイキングベア」が徘徊(はいかい)したり、尾田さんの直筆色紙があったりと、隠れた見どころも多く存在する。ゾロとサンジが各コーナーの音声ガイダンスを担当。2時間2000円でレンタルできる機械で音声ガイドマップをタッチすると、マンガの中で登場したエピソードの思い出を交えながら、展示エリアの見どころを解説してくれる。会場には募金箱も設置され、集まった募金はフジネットワーク募金を通じて、日本赤十字社に寄付され、東日本大震災の被災地支援に使われる。

 会場で購入できる限定グッズは約50種類。指人形になっているクンフージュゴンのぬいぐるみ(4800円)やマフラータオル(1500円)、自分の写真を手配書にしたキーホルダー(1000円)、缶バッジ付きトートバッグ(1500円)、海賊旗(1500円)などがそろい、同ツアーのみでの限定受注生産となる「P.O.P.NEO-DX ポートガス・D・エース ドームツアー限定Ver.」(6300円+送料一律1200円)も予約できる。また、会場でアニメ主題歌のシングルCD「One day」を購入すると、ドーム限定の3Dジャケットが付く。

 ワンピースは97年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、コミックスが累計で2億部を突破している大ヒット作品。手足が伸びるゴムのような体の少年ルフィが、海賊王になるため、3本の刀を使う剣士ゾロや、女航海士のナミらと大海原を冒険する……という物語。99年からテレビアニメが放送されている。

 大阪公演は、当日券が大人(高校生以上)3500円、子供(3歳未満無料)2500円。東京公演は、東京ドームで4月27日~5月1日の5日間で、当日券は大人3500円、子供(中学生以下)3000円、2歳以下無料。また、東京公演では入場者全員に「毎日変わる東京限定グッズ」がプレゼントされる。(毎日新聞デジタル) 

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