プロトタイプ:“幻のパッケージ版ゲーム”をチャリティー販売 利益を全額寄付

5月に発売されるPSP用「planetarian」のチャリティーパッケージ
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5月に発売されるPSP用「planetarian」のチャリティーパッケージ

 ゲーム会社のプロトタイプは、これまでイベント限定で販売していたPSP用ソフト「planetarian(プラネタリアン)~ちいさなほしのゆめ~」のパッケージ版を、東日本大震災に伴うチャリティーとして5月12日に発売すると発表した。価格は3000円で、利益は義援金として寄付される。

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 「planetarian」は、近未来に起こった世界大戦後、自立型戦闘マシンがうろつく危険な都市を訪れたある男が、身を隠すために入ったビルの中でプラネタリウムと少女型の解説員ロボット「ゆめみ」と出会う……というストーリー。「AIR」、「CLANNAD」、「リトルバスターズ!」などの人気作を手掛けたクリエーターチーム「Key」が開発を担当。原作となったPC版は04年からダウンロード販売されて人気を集め、PSP版は09年2月と6月のイベントでパッケージ版が限定販売された後、同8月からはプレイステーションストアでダウンロード販売されたが、これまでパッケージ版の一般販売はなく“幻のパッケージ版”とされていた。

 チャリティー版は、販売に伴いプロトタイプが得る全収益を義援金として、日本赤十字社へ寄付することにしており、パッケージも専用のデザインとなる。初回生産分のみの販売で、追加生産はしないという。(毎日新聞デジタル)

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