溝端淳平：「元気を送りたい」　映画「高校デビュー」出演者が被災者へエール

　溝端淳平さんと大野いとさんがダブル主演する映画「高校デビュー」（英勉監督）の主要キャストが28日、TFMホール（東京都千代田区）で、東日本大震災の被災者に向けた応援メッセージを発表した。溝端さんは、「微力ながら、元気を送ることが（俳優としての）使命なのではないかと思い、みんなにエールを送りたいと思います。（この映画で）少しでも笑顔になるきっかけになれば」と語り、大野さんも「被災された方を思うと胸が痛みます。私にできることを考えたとき、節電や募金など小さいことを続けていきたいです。元気が出る映画なので、震災を受けた方にも、いつか届けられたら」とコメントした。

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　この日は、試写会を予定していたが、震災のため中止となり、被災者への応援メッセージを発表会見に変更された。溝端さんらのほか、菅田将暉さん、逢沢りなさん、古川雄輝さん、岡本玲さん、アイドルグループ「AKB」の宮澤佐江さんと増田有華さん、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さんも登場。塚地さんは、「自分は芸人なので、一人でも多くの人を笑わせることができれば」とコメントし、会場で一発ギャグを披露した。

　映画で身に付けていた衣装やグッズなどを出品するチャリティーオークションの開催も決定。売り上げを日本赤十字社を通じ、義援金として寄付するという。

　映画は、コミックス累計600万部突破の河原和音さんの人気少女コミックを実写化。中学時代に部活に打ちこんでいたが、高校では恋に生きようと決意したものの、頑張っても全く彼氏ができない長嶋晴菜（大野さん）が、偶然“男ウケ”の方法をよく知る少年の小宮山ヨウ（溝端さん）にモテるためのコーチをしてもらい、“恋愛デビュー”を目指そうとするが、ヨウを好きになっていってしまい……というラブコメディー。4月1日から予定通り公開される。（毎日新聞デジタル）