注目映画紹介:「名探偵コナン 沈黙の15分」 新兵器が大活躍 手に汗握るアクション作

「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」の一場面 (C)2011 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
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「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」の一場面 (C)2011 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 15周年を迎える人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版最新作「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」が16日から全国東宝系で公開中だ。ゲスト声優には戦場カメラマンの渡部陽一さんとフリーアナウンサーの宮根誠司さんが参加し、15周年を盛り上げている。

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 「名探偵コナン」は、青山剛昌さんが94年から「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中のマンガが原作。謎の組織によって子どもの体形にされてしまった敏腕高校生探偵・工藤新一が、小学生探偵「江戸川コナン」となって次々に起こる難事件を解決していくというミステリーで、コミックスや関連書籍の売り上げは1億2000万部を突破し、96年から読売テレビ・日本テレビ系でアニメがスタートした。劇場版の興行収入はシリーズ累計で371億円に達し、15日には溝端淳平さん主演で実写ドラマが放送された。

 「ラスト15分、予測不能!」と銘打たれた劇場版最新作は、東京都知事あてに脅迫状が届き、地下鉄爆破事件が起こるところから始まる。機転を利かせたコナンのお陰でけが人もなく大惨事は免れたが、物語は8年前に起こったある事件とリンクしていく。そして知事が国土交通相時代に指揮したダム建設がからんでいると推理したコナンたちは、新潟に向かう。そこで8年ぶりに再会したという幼なじみの5人の男女と出会うが、5人ともさまざまな秘密を抱えていた……というストーリー。

 今作は冒頭の東京での地下鉄爆破事件から、舞台を新潟県に移して大規模ダム破壊の陰謀まで手に汗握るアクションが次々に繰り広げられる。コナンは阿笠博士が新たに開発した高速スノーボードで雪山を駆けめぐるなど映画ならでは壮大なスケールが魅力だ。タイトルの「沈黙の15分」の意味することは? 主題歌はB’zの「Don’t Wanna Lie」(6月1日発売)が起用されている。(毎日新聞デジタル)

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