市川由衣:女子プロやるなら「ヒールがいい!」 ドラマ「マッスルガール!」独占インタビュー

「マッスルガール!」で主演を務めた市川由衣さん
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「マッスルガール!」で主演を務めた市川由衣さん

 女優の市川由衣さん(25)が主演し、韓国の5人組バンド「FTISLAND(エフティーアイランド)」のボーカリスト、イ・ホンギさん(20)と共演する連続ドラマ「マッスルガール!」(TBS・MBS系)が、TBSで19日から、MBSで23日から放送される。民放の連続ドラマ初主演となる市川さんは「あんまり主演だからと気負うことなく、楽しんでドラマに取り組みたい」と笑顔で意気込みを語った。(毎日新聞デジタル)

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 ドラマは、弱小女子プロレス団体「白鳥女子プロレス」のオーナー社長の一人娘、白鳥梓(市川さん)が病死した父の代わりに社長となり、団体存続のため奮闘するが、赤字続きの借金まみれで、解散の危機に直面。そんなとき、興行試合の当日にレフェリーが「やめます」と置き手紙を残して失跡して、焦った梓は、街で出会った韓国人青年のユ・ジホ(イさん)に強引に即席レフェリーを依頼するが、実は彼は韓国の人気スターだった……という青春スポーツコメディー。

 女子プロの女社長という役柄に、市川さんは「私がですか? と思いました。イメージがないと思っていたのですが、同世代くらいの仲間の先頭に立って、お母さん的な存在として団体を守るという話が、とても面白そうだと思った」と新境地を見いだした様子。「一見すごくしっかりしていて、みんなを支える気合の入った女の子ですが、強がっている部分もたくさんあって、実は結構繊細で一人で悩んでいたりする。その強がっているところが可愛いと思います」と、主人公の魅力を語った。

 迫力あるプロレスシーンを演出するため、女子プロレスの「アイスリボン」と「JWP」の2団体がバックアップし、リアルな面白さを追求する。市川さんら出演者は稽古(けいこ)や雰囲気作りのために道場に通ったという。自分が女子プロレスにチャレンジするなら?と聞くと、市川さんは「ヒールがいい!」と目を輝かせた。「ブーイングされるかもしれないけれど、やりきった感があって気持ちよさそう! ヒールの人のプロレスも見に行ったんですけれどかっこいい。終わってから片付けをする時もヒールらしく、面倒くさそうにやるんですよ。キャラクターを大事にしていて俳優と通じるところがあります」と話した。

 会見では「腹筋を鍛えて、割りたい」と話して報道陣を驚かせたが、市川さんは「腹筋は趣味ですね。ちょっと割れてきています。鍛えるとすぐ割れてくるタイプみたい」とうれしそうに話した。撮影現場でも本物の女子プロレスラーに鍛え方を聞いたといい「どうやったら腹筋割れるんですか? ってつい質問攻めにしちゃいました。割れてる女子ってかっこよくないですか? ドラマで披露したい」と笑顔で話した。

 市川さんは「プロレスのシーンは迫力を楽しめて、笑って、泣けて、キュンとする王道の青春スポーツドラマ。年代を問わずたくさんの方に見ていただきたい。家族や大事な人に『会いたいな』と思えるドラマになるように頑張りたい」と意気込んでいた。ドラマはTBSで19日から毎週火曜深夜0時55分、MBSで23日から毎週土曜深夜0時半の放送予定。HBC、IBC、RSKほかでも放送予定。

 <プロフィル>

 1986年2月10日、東京都出身。スカウトされ、グラビアアイドルとして活躍後、01年にドラマ「渋谷系女子プロレス」で女優としてデビュー。03年には「呪怨」で映画に初出演し、歌手としても活動した。06年に「サイレン~FORBIDDEN SIREN」で映画初主演。ドラマはNHKの時代劇「桂ちづるの診察日録」で初主演。代表作は映画「NANA2」(06年)など。趣味は和太鼓で、特技は水泳。

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