アニマルリゾート:動物たちの姿を迫力の3D映像で パンダからマンモスまで 3DS新ゲーム

「アニマルリゾート 動物園をつくろう!!」のゲーム画面 (C)2011 Marvelous Entertainment Inc. /AQ INTERACTIVE Inc.
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「アニマルリゾート 動物園をつくろう!!」のゲーム画面 (C)2011 Marvelous Entertainment Inc. /AQ INTERACTIVE Inc.

 ライオンやパンダなど100種類以上のさまざまな動物たちを集めて動物園を発展させていく「アニマルリゾート 動物園をつくろう!!」(マーベラスエンターテイメント)が5月19日に発売される。ニンテンドー3DSならではの迫力の3D映像を体験した。

ウナギノボリ

 ゲームの目的は、祖父から受け継いだ動物園を活気のある昔の姿に戻すこと。動物たちの写真を撮影してブログにアップし、多くの観客を集めることができれば、来園者数に応じて資金にあたる「アニマルポイント」を獲得できる。たまったアニマルポイントを使うと、動物園を拡張したり、新しい動物を手に入れることが可能だ。

 マップから気になる動物を選ぶとウオッチングがスタート。3DSのジャイロセンサー機能に対応しており、3DSを左に動かせば画面内でも左を向き、右に動かせば右を向くので、まるでカメラを手にして動物がいる柵(さく)の中に入り込んでしまったかのようだ。お目当ての動物を見つけて、ズームしていくと動物はさまざまな動きを見せる。動物がこちらを見てくれたときにRボタンでシャッターを押すといい写真が撮れ、多くのアニマルポイントが獲得できる。一日に12枚まで撮影でき、お気に入りの写真はSDカードに保存することも可能だ。

 とくにベストショット狙いやすいのがフィーディング(えさやり)をしている食事中の瞬間だ。8種類のえさの中から、動物が好みそうな種類を与えると喜んで食事をしてくれる。フィーディングをすると「なかよし度」がアップしていき、度合いに応じて動物を観察できるポジションも増える。撮影ポジションを変えてみれば動物たちの思わぬ素顔が見られるかもしれない。

 動物を増やすには、アニマルポイントを消費して、ガチャガチャの「アニマルベンダー」を回し、フィギュアをゲットすると出てきたものと同じ動物が動物園にやってくる。「アニマルベンダー」には、「草食ベンダー」「肉食ベンダー」「プレミアベンダー」などさまざまな種類があり、ベンダーごとにゲットできる動物も異なる。タヌキやポニーといった親しみやすい動物から、ライオンやジャガーなどの肉食動物やパンダなどの人気動物まで100種類以上を手に入れることができる。動物によっては複数匹飼育することもできるので、にぎやかな動物園に発展させていこう。

 「なかよし度」と動物の「展示数」が最大になると動物に特別なアクションを実行させられるようになる。目の前に迫るトラや、すいすいと泳ぐペンギンの群れなど、3DSの機能をフルに活用した立体映像で、生き生きとした動物たちのリアルな姿が楽しめる。

 ゲームを進めていけば、現在では絶滅してしまった動物も飼育できるようになる。巨大な牙(きば)と長い毛を持つケナガマンモスや変わったくちばしをもつドードー、体の前半分はシマウマのようなしま模様で後ろ半分は茶色一色という変わった見かけのクアッガなど、幻の動物ばかりだ。

 今年、開園30周年を迎える東武動物公園(埼玉県白岡町)とのコラボレーションも興味をそそる。動物たちの特徴や生息地域、状況などを解説したテキストを同公園が監修しているほか、同公園の人気者のホワイトタイガー「ロッキーくん」もゲーム中に登場。実際に制作スタッフがロッキーくんを撮影した写真を基にモデリングされており、鋭いまなざしやどこかのんびりとした口元、特徴的なしま模様など、ロッキーくんの特徴を見事にとらえている。

 100種類以上の動物たちの姿は、その動物ならではの生態を展示する今話題の「行動展示」で再現されており、3DSをカメラに見立てて3D映像で再現されたキュートな動物たちのさまざまなしぐさを撮影したり、えさを与えたりするプレーは、動物園の飼育係になったような気分も体験できる。動物を一定数集めたり、エリアを拡張するなどさまざまな条件が設定された「チャレンジリスト」をクリアすると多くのアニマルポイントがもらえるなど、やり込み要素も十分。3D映像による新鮮な驚きとともに再現された動物たちと触れ合いたい。(毎日新聞デジタル)

 アニマルリゾート 動物園をつくろう!!」(3DS) CEROレーティングA(全年齢対応) 2011年5月19日発売 4980円 マーベラスエンターテイメント

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