注目アニメ紹介:「もしドラ」 ベストセラーをアニメ化 経営学で野球部を再生する青春物語

「もしドラ」のメーンビジュアル(C)岩崎夏海・ダイヤモンド社/NHK・NEP・I.G
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「もしドラ」のメーンビジュアル(C)岩崎夏海・ダイヤモンド社/NHK・NEP・I.G

 09年12月の発売以来、話題を呼び昨年ベストセラーとなったビジネス小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」をアニメ化した「もしドラ」(NHK)が総合テレビで25日、放送を開始する。

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 高校の野球部の女子マネジャーがオーストリアの経営学者ピーター・ドラッカーの著書「マネジメント」で組織経営を学び、その教えを基に仲間と甲子園を目指す……という青春ストーリー。主人公の川島みなみは、親友の宮田夕紀が病気のために長期入院したことから、代わりに野球部の女子マネージャーになる。しかし、マネージャーの仕事が分からず、入門書だと思い込んで「マネジメント」を手に取り、その知識を武器にして、弱小野球部を変えようと奮闘する。

 見どころは、マネジャーのみなみが経営学を高校野球に当てはめ、野球部の改革を推し進める道のり。野球部にとって“顧客”とは何か、選手のやる気を引き出す“マーケティング”はどう行うか。野球部の活動は、ただの部活にとどまらず、学校全体への“社会貢献”へと視野が広がる。そんなみなみや選手たちの奮闘を通じて、名著「マネジメント」のエッセンスに触れることができる。

 川島みなみの声はアニメ「これはゾンビですか?」でセラフィムを演じた日笠陽子さん、宮田夕紀役をアニメ「IS <インフィニット・ストラトス>」でシャルロット・デュノアを演じた花澤香菜さん、野球部のエースピッチャー浅野慶一郎をアニメ「天元突破グレンラガン」で主人公・シモンを演じた柿原徹也さん、学年で最も優秀な成績の野球部マネジャー北条文乃をアイドルグループ「AKB48」の仲谷明香さんが担当。アニメーション制作は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」などを手がけたプロダクションIGが担当する。

 25~29日と5月2~6日の毎日午後10時55分~11時20分に放送。全10話。また28日から毎週木曜深夜0時15分~同40分にも放送される。(毎日新聞デジタル)

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