SONGS FOR JAPAN：国内発売前に総合3位　輸入盤CDトップ10入りは史上初

　26日に発表されたオリコン週間アルバムランキング（5月2日付）によると、国内盤（5月4日発売）に先駆け、22日に海外で発売された東日本大震災チャリティーアルバム「SONGS FOR JAPAN」（ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル）の輸入盤が1万9000枚を売り上げ、洋楽アルバムランキングで首位に初登場し、総合アルバムランキングでも3位にランクイン。輸入盤CDとして史上初の総合トップ10入りを果たした。　

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　輸入盤としては矢沢永吉「YAZAWA（輸入盤）」（81年8月発売）などLPレコード数作品がトップ10入りを果たしているがCDは初。また、これまで輸入盤CDでは韓国の男性アイドルグループ「JYJ」の「ザ・ビギニング」（10年11月8日付）とリアーナの「ラウド」（10年11月29日付）が記録した11位が最高位だった。

　同アルバムは東日本大震災に見舞われた日本のため、世界のトップアーティストたちがレコード会社の枠を超えて集結し、チャリティーアルバムとして制作。ジョン・レノンさんの「イマジン」、グラミー賞を22度獲得している世界的ロックバンド「U2」の「ウォーク・オン」、米歌手ボブ・ディランさんの「嵐からの隠れ場所」などの名曲をはじめ、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」、レディー・ガガ、ビヨンセといった時代を象徴するアーティストたちの楽曲も収録。このほか最年少17歳のジャスティン・ビーバーさん、東京でのライブ・バージョンを提供した「R.E.M」、歌詞に日本語を取り入れた「手をとりあって」を提供した「クイーン」など37組の多彩な面々が参加している。

　アルバムの収益は義援金として米ソニー・ミュージックエンタテインメントを通じ、日本赤十字社に寄付される。（毎日新聞デジタル）