忌野清志郎：命日に思い出の武道館で追悼ライブ　ゆず、トータス松本、奥田民生ら参加

　09年に死去した忌野清志郎さんをリスペクトするアーティストたちと本人映像によるイベントライブ「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー 日本武道館 Love＆Peace」が、清志郎さんの命日の2日に開催された。フォークデュオの「ゆず」やトータス松本さん、奥田民生さんらが出演した。

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　日本武道館（東京都千代田区）は、清志郎さんがボーカルを務めたロックバンド「RC サクセション」が81年から10年連続でコンサートを行い、08年の完全復活祭も実施されたゆかりの深い場所。09年の「ARABAKI ROCK FESTIVAL」（宮城県）や「FUJI ROCK FESTIVAL」（新潟県）など、今までもアーティストたちが清志郎さんの曲を歌うイベントはあったが、東京での開催は今回が初。

　オープニングで流れたVTRでは、過去の映像を使って清志郎さんが自転車に乗って武道館まで向かいバックステージにスタンバイするまでのシーンが描かれ、1万2000人の観客を盛り上げた。清志郎さんの「OK！CHABO！！」の掛け声で、仲井戸“CHABO”麗市さんらをバックバンドに、「ゆず」やトータスさん、奥田さんをはじめ、宮沢和史さん、浜崎貴司さん、高野寛さん、斉藤和義さんが登場し、清志郎さんの楽曲「雨あがりの夜空に」を披露。その後も、泉谷しげるさん、「ザ・クロマニヨンズ」、「東京スカパラダイスオーケストラ」、矢野顕子さん、YUKIさんらが会場を盛り上げた。また、東日本大震災の支援のため募金箱が設置され、募金した人にはオリジナルの缶バッジが配られた。収益金は、日本赤十字社を通じて寄付される。（毎日新聞デジタル）