日本漫画家協会賞：大賞にくさか里樹「ヘルプマン」など　参院議長賞に「毎日かあさん」

　第40回日本漫画家協会賞が10日発表され、大賞にくさか里樹さんの「ヘルプマン！」とウノ・カマキリさんの「落画」が選ばれ、参議院議長賞に西原理恵子さんの「毎日かあさん」が選ばれた。

ウナギノボリ

解説：新たな“最高峰”を目指したガンプラ　45周年のこだわりとは

　同賞はマンガ文化の普及とマンガ界の向上発展を図るため、72年に日本漫画家協会が創設。大賞、特別賞、文部科学大臣賞などを毎年表彰している。大賞受賞者には金彩プレート盾とメダル、副賞として賞金50万円が贈られ、6月10日に贈賞式が行われる予定。

　くさかさんの「ヘルプマン！」は、主人公が老人介護の理想と現実でもがきながら挑戦する姿を描いている「イブニング」（講談社）で連載中のマンガで、10年に舞台化もされている。ウノさんの「落画」は、落語を描いた1コママンガで、池袋演芸場（東京都豊島区）で現在展示中という。

　「毎日かあさん」は、西原さん自身の体験を基に、2人の子供との日常をギャグにまぶして描いたマンガで、02年から毎日新聞朝刊に週１回連載中。アニメ化もされ、2月には実写映画も公開された。

　そのほか、少女マンガの域を超えた質の高い作品を生み出しているとして萩尾望都（はぎお・もと）さんの全作品が文部科学大臣賞に選ばれた。特別賞は、「まんが・コンテンツ課」がある高知県が選ばれた。（毎日新聞デジタル）