歌手の和田アキ子さんが11日、主にたばこの影響から起こる肺の疾患「COPD(慢性閉塞=へいそく=性肺疾患)」の広報大使に就任。芸能界の中で誰にたばこをやめさせたいかを聞かれた和田さんは、「さんま(明石家さんまさん)にやめてほしいですね。ヘビースモーカーですから。誰も注意しないので、後で電話しておきます」と早くも“大使”としてやる気をみなぎらせていた。
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「COPD」は、主に喫煙が原因で発症し、呼吸機能が低下していく病気。以前は「慢性気管支炎」「肺気腫」と別々に呼ばれていたが、最近ではこの二つを総称して「CDPD」と呼ばれている。今回、製薬会社である日本ベーリンガーインゲルハイムとファイザーが「COPD」の啓発活動の一環として、和田さんを広報大使に起用した。
和田さんは、08年に「肺気腫」と診断を受け、禁煙した経験から、今回の啓発活動に賛同。「(禁煙してから)3年未満なんですが、何度も吸いたいなと誘惑があったんですけど、この仕事を受け、これは何が何でもやめないと思った。(大使就任で)どこかで隠れて吸うことなんてできないですよ」と“生涯禁煙”を誓っていた。
発表会には、サプライズゲストとして、お笑いコンビ「スピードワゴン」の井戸田潤さんと小沢一敬さんも登場。2人とも喫煙者であることに和田さんは「私がやめたのに、お前らが吸ってるのはおかしいだろ!」と一喝。「後で話し合おう」と言われた井戸田さんは、「自分自身に腹立ててます」と話し、会場を笑わせていた。(毎日新聞デジタル)