37年に創刊し、74年を迎えた資生堂の月刊企業文化誌「花椿」が電子書籍化され、iPad/iPhone向けアプリケーション「HANATSUBAKI for iPad/iPhone」として無料で配信されている。
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花椿は、第二次世界大戦の影響で40年から休刊し、50年に復刊。07年からは写真中心の「みる花椿」と読み物中心の「よむ花椿」を交互に発行している。創刊以来、美しくなるために必要なものの本質を見いだすことをテーマにし、ファッションに関心の高い読者から支持を集めたが、近年は若年層の読者が減少。アプリの配信をきっかけに新たな読者の創出を目指す。
アプリは、3月に発売された「みる花椿」4月号と、4月に発売された「よむ花椿」5月号の全ページを収録。アプリだけのコンテンツとして、小説家の柴崎友香さんが「よむ花椿」に書き下ろした作品「歩く銀座の物語」に写真や効果音を加えた“体験小説”、「みる花椿」の特集写真を動画で楽しめる“体感映像”があるほか、同誌のアートディレクター仲條正義さんのイラストなどをダウンロードできる特典もある。ダウンロードは8月31日まで。(毎日新聞デジタル)