ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、立体映像で描かれた動物たちと一緒に動物園を復興させていく「アニマルリゾート 動物園をつくろう!!」(3DS)です。マーベラスエンターテイメントの高木謙一郎プロデューサーに作品の魅力を聞きました。
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−−ゲームの特徴と、セールスポイントは?
リアルで立体的に表現された動物たちと手軽に触れ合えることです。初めはゾウだけですが、100種類以上までどんどん増えて、動物園も広がっていきます。そこに自由に動物を配置して自分だけの動物園を作り上げられる夢のゲームなんです。また、動物たちとのコミュニケーションを深めていくと、普段は見せないすごく可愛かったり、カッコよかったりする特別な姿を見せてくれたりします。
ほかにも、ニンテンドー3DSをカメラのように構えて動物たちのベストショットを撮影し、それをゲーム中のブログで公開してお客さんを集めるという少し変わった楽しい要素もあります。動物の鳴き声も本物の声を入れているので意外と知らなかった!なんていう発見もあり、大人から子供まで遊べるゲームになっています。
−−開発決定の経緯は?
3DSは立体視が特徴的ですが、画面の向こう側に広がる空間を作り上げることにも向いているなと感じたのが、きっかけです。そして、テストでラクダを表示してみた時に、そこに生命感のあふれる存在がまさに「いて」、ジャイロセンサーを使った本体の動きで視点を動かせるようにすると、本当に「見ている」ような新鮮な驚きがあったのです。さらに3DSだと自分と動物たちとの距離感がすごく出せるんですね。「うわー、近づいてきたー!」って実際の動物園と同じ感動も得られます。こういった感覚は今までのゲーム機では出せなかった楽しみなので、ぜひ開発してみようという流れになりました。
−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。
動物は子供のころからテレビや図鑑、動物園で身近な存在として見てきましたが、たとえば一口にトラと言っても、たくさんの種類がいて個性があるんです。動き方もそうですが、色や模様が本当に合っているのか? これは調べれば調べるほどに奥深くて、登場する動物も多いので大変でした。専門の方の意見を聞きつつ苦労したかいもあり、リアルな動物たちを作り上げられたと思いますよ!
−−ファンへ一言お願いします。
動物の表現にはスタッフのこだわりがたくさん入っていますので、操作をせずに見ているだけでも楽しいと思います。動物好きの方はもちろん、子供さんも安心して遊べるゲームですし、お子さんの前で物知りを披露したいお父さん必見の豆知識入りの図鑑モードもありますので、ぜひさまざまな方に楽しんでいただければと思います。
最後に、あまり有名ではないけれど魅力的な動物もたくさん登場します。個人的にはハシビロコウが一押しだったりしますが、ゲームで興味を持ってもらえたら実際の動物園にも足を運んで見てください!
マーベラスエンターテイメント コンシューマーグループ プロデューサー/マネジャー 高木謙一郎
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