名探偵コナン:溝端淳平主演で初の連続ドラマ化決定 7月から放送

連続ドラマ「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」に出演する工藤新一役の溝端淳平さん(右)と毛利蘭役の忽那汐里さん。右はアニメ版の工藤新一と毛利蘭(c)青山剛昌/小学館 ・ 読売テレビ ・ TMS 1996
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連続ドラマ「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」に出演する工藤新一役の溝端淳平さん(右)と毛利蘭役の忽那汐里さん。右はアニメ版の工藤新一と毛利蘭(c)青山剛昌/小学館 ・ 読売テレビ ・ TMS 1996

 青山剛昌さんの人気マンガ「名探偵コナン」が、初めて連続ドラマになることが明らかになった。「木曜ミステリーシアター 名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」として7月から読売テレビ・日本テレビ系で放送される予定で、4月に放送されたスペシャルドラマに引き続き、主人公の高校生探偵・工藤新一を溝端淳平さん、ヒロインの毛利蘭を忽那汐里さんが演じる。

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 「名探偵コナン」は、「週刊少年サンデー」(小学館)に連載中の青山剛昌さんの人気マンガが原作。高校生探偵の新一が、謎の組織の手で子どもの体にされてしまい、小学生探偵の江戸川コナンとして、難事件を解決するというストーリー。テレビアニメは96年からスタートして今年放送15周年を迎えたほか、97年からは劇場版アニメも毎年製作されて人気を集めている。実写ドラマは、これまでに小栗旬さんが新一を演じたスペシャル版が2作品、溝端さんのスペシャル版1作品が放送されている。

 今回の連続ドラマは、新一がコナンになる3カ月前が舞台。高校生探偵として知られる新一のもとに殺人事件を予告する挑戦状が次々と届く1話完結の大人向けのストーリー。スペシャル版3作品はいずれもオリジナルストーリーだったが、今回初めて青山さんの原作の実写化も盛り込まれる。キャスト陣は、4月に放送されたスペシャル版に引き続き、蘭の父親・毛利小五郎役の陣内孝則さんをはじめ、蘭の母親・妃英理役の大塚寧々さん、蘭の親友の鈴木園子役でAKB48の秋元才加さんの出演が決まっている。また、新一のライバルで西の高校生探偵として名をはせる人気キャラクター「服部平次」も初めて実写化されるという。

 連続ドラマ主演は3年ぶりとなる溝端さんは「3年前よりは自信もありますがそれ以上に不安やプレッシャーも前よりかなり大きいです。原作のファンが多い作品ですが、工藤新一=溝端淳平って思われるようになりきって自分のものにしたいと思います」とコメント。「2時間ドラマではなかなか描けない工藤新一の意外なところや蘭との日常もみどころですね。深夜ですが、ちょうど夏休みなので子供から大人まで楽しんでもらえる作品にできるよう頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。

 蘭役の忽那さんは、4月にスペシャル版が放送されたときに多くの人から声をかけられたといい、「改めてコナンの人気を実感しました。連続ドラマでも蘭を演じるプレッシャーはありますが、精いっぱいがんばります!」と気合十分。原作者の青山さんは「見ましたよ『怪鳥伝説の謎』! 何やら『金田一少年の事件簿』っぽい話だったけど(笑い)」とおどけながら、「確かに溝端君はカッコ良くて、汐里ちゃんは可愛かったけど……、『オメーらラブラブ過ぎるだろ!?」と何度も画面にツッコんでしまいやした(笑い)。原作じゃあ、このころ2人はそんなにでもなかったんだけど、まあ、これはこれでアリかなあ(笑い)」とスペシャル版の感想を述べたうえで、「初の連ドラってことですが、オレが原作で描いた事件もやってくれる予定らしいので、超楽しみです! どーせなら平次も実写で見てみたいけど、関西弁はともかく、色黒どーすんだろ?(笑い)」と期待を寄せている。

 放送は7月から毎週木曜午後11時58分。(毎日新聞デジタル)

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