ニコニコ大会議:海外初開催の台湾で1000人興奮 大会議に代わる「ニコニコ超会議」企画を発表

ニコニコ動画のライブイベント「ニコニコ大会議2011in台湾」で熱狂する現地ファンら=2011年5月22日、台北市内で撮影
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ニコニコ動画のライブイベント「ニコニコ大会議2011in台湾」で熱狂する現地ファンら=2011年5月22日、台北市内で撮影

 動画配信サイト「ニコニコ動画(ニコ動)」のライブイベント「ニコニコ大会議 2011 in 台湾 −感謝・感激・感動・台湾−」が22日、台北市内のライブハウス「Legacy台北」で開催された。ニコニコ動画の新施設「ニコファーレ」のオープンをはじめ、さまざまな新サービスの発表のほか、ニコ動で活躍するユーザー(ニコニコアーティスト)たちが歌やダンスなどを繰り広げるライブも行われ、現地や日本からも駆けつけたニコ動ファンら1000人が熱狂した。

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  「ニコニコ大会議」は、「ニコ動」ユーザーのための一大ライブイベント。08年から全国ツアーを実施しており、来場者数はこれまでの累計で2万人、生放送の視聴者数は計179万3000人を記録。この日の台湾でのイベントは、海外では初開催だったが最後の「ニコニコ大会議」となった。サブタイトルの「感謝・感激・感動・台湾」には、東日本大震災を受けて、台湾で行われた募金活動などへの感謝の思いもこめられており、ステージ上で日本から台湾への感謝のメッセージがつづられた横断幕もお披露目された。

 台湾版「ニコニコ動画」は07年からサービスを開始しており、台湾在住のニコニコ動画ID登録者数は現在26万人。一部のアーティストが台湾入りした際には、現地のファンら約50人が空港で“出待ち”をするほどで、当日も夜からのイベントにもかかわらず、熱心なファンが朝から列を作り開演前には長蛇の列になっていた。イベントには、蛇足さん、ゲロさん、ぽこたさんら台湾でも人気のニコニコアーティストら約30人が出演して、歌やダンスなどを披露した。

 この日、会場では東京・六本木の巨大クラブ「ヴェルファーレ」跡地にニコニコ動画の新施設「ニコファーレ」を7月にオープンさせることだけでなく、歌手のGACKTさんが、自らの声を基にしたボーカロイドを使用した楽曲を、自身の声で歌うという、これまでにないニューシングルを発売することなども発表。イベントの最後には、この日で最後となった「ニコニコ大会議」に代わり、より規模も内容も拡大した「ニコニコ超会議」を12年に行うことも発表された。

 ほかにも、アニメ「らき☆すた」が台湾限定で一挙放送されることが発表されると、会場のファンからは大きな歓声が上がった。さらに、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」が日台同時に一挙放送されることも発表されると、会場はさらなる大歓声に包まれた。ニコニコアーティストたちのライブでも、日本語で大合唱するなど、日本でのイベント以上とも思える熱狂ぶり。イベント終了後も、会場を後にするアーティストたちを乗せるバスの周りを、多くのファンが取り囲んでいた。

 イベントのインターネットでの視聴者数は台湾で4万(日本では14万)人、コメント数も9万5000(日本では74万)件と、注目度の高さを見せ付けた。(毎日新聞デジタル)

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