鈴木杏:真っ赤なミニドレスで登場 ラブシーンも「抵抗なかった」 映画「軽蔑」初日

映画「軽蔑」の初日舞台あいさつに登場した鈴木杏さん(左)と高良健吾さん
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映画「軽蔑」の初日舞台あいさつに登場した鈴木杏さん(左)と高良健吾さん

 映画「軽蔑」(廣木隆一監督)の初日舞台あいさつが4日、角川シネマ新宿(東京都新宿区)であり、真っ赤なミニドレス姿の鈴木杏さん(24)が共演した高良健吾さん(23)とともに登場した。ポールダンサーを演じ、過激なラブシーンに挑んだ鈴木さんは「肌を見せることには抵抗なかった」と話し、女優として新境地を開いたようだ。

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 鈴木さんは「(役柄の)真知子という女性にあこがれを持ってしまって。強さやひたむきさがカッコいいなと思った。『軽蔑』という話と真知子というキャラクターにほれ込んでしまったので(ラブシーンにも)あまり抵抗がなく飛び込んでいけた」と話した。

 映画は、東京・新宿の歌舞伎町でポールダンサーとして生きる矢木真知子(鈴木さん)が、夜の街で欲望のままに生きる男・二宮一彦こと通称カズ(高良さん)と出会い、情熱的な恋に落ちる。2人はカズの故郷で新しい生活を始めるが、重くのしかかる現実に「ここじゃ、五分と五分でいられない」と引き裂かれる思いで真知子はカズの元を去る。愛すれば愛するほど、運命が2人を隔てていく……というストーリー。芥川賞作家の故・中上健次さんが最後に書いた長編小説を映画化した。

 「ヴァイブレータ」(03年)や「余命1ケ月の花嫁」(09年)などを手がけ“恋愛映画の名手”と呼ばれる廣木監督は「深くつながり合った2人をあなたは『軽蔑』と呼べますか、という映画を見たかった。どうしようもない男とそれに引かれる女の話だけれど一概に『軽蔑』と呼べないだろうし、人と向き合えるかというと、そうでもなかったりするので、そのへんを見てもらえれば」とあいさつした。

 舞台あいさつには高良さん演じるカズの友人役の小林ユウキチさん(23)、日向寺雅人さん(24)、蕨野友也さん(23)がサプライズゲストとして駆けつけた。映画は4日から全国で公開中。(毎日新聞デジタル)

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