尾野真千子:おさげ姿で岸和田ロケ「方言難しい」 今秋朝ドラ「カーネーション」

会見に出席した(左から)小林薫さん、尾野真千子さん、十朱幸代さん、宝田明さん
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会見に出席した(左から)小林薫さん、尾野真千子さん、十朱幸代さん、宝田明さん

 デザイナーのコシノ3姉妹の母・小篠綾子さんをモデルに今秋から放送されるNHK連続テレビ小説「カーネーション」の撮影が6日、大阪府岸和田市で行われ、ヒロインを演じる尾野真千子さん(29)ら出演者が会見した。和装のおさげ姿で登場した尾野さんは、奈良県出身で関西弁には慣れていると言いながらも「(岸和田の言葉は)ちょっとの差がすごく難しくて、なかなかせりふが出てこないこともあります」と苦労を語った。

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 「カーネーション」は、大正2(1913)年、大阪・岸和田の呉服商の娘として生まれたヒロインの小原糸子(おはら・いとこ)が、父の反対を押し切って女学校を中退し、ミシンの修業を積んで、洋装店を開業。結婚するが、3人目の子供をみごもったとき、夫は出征先で戦死、女手ひとつで娘3人を育てることになる……という物語。糸子の波瀾(はらん)万丈の人生物語で、涙と笑いの子育て奮闘記でもある。映画「ジョゼと虎と魚たち」などの渡辺あやさんが脚本を担当している。

 会見は、練り製品を製造販売する「別寅かまぼこ」の城内寮で行われた。尾野さんは「ここ2日、非常に天気が良くて岸和田で晴れを満喫でき、しかもこのようなすばらしい場所でロケをさせていただいて、とても気持ちがいい」と喜び、「これからも引き続き頑張ります!」と意気込んだ。糸子の母方の祖父・松坂清三郎役の宝田明さん(77)は、尾野さんを「めっぽう明るい女性」と表現、「自分の実の孫のような気持ちで接しております」と目尻を下げた。

 ほかに糸子の父・善作役の小林薫さん(59)、糸子の母方の祖母・貞子役の十朱幸代さん(68)も出席した。(毎日新聞デジタル)

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