美しいレディーとなったグリム童話のヒロインが、恐ろしいオオカミと対峙(たいじ)する映画「赤ずきん」(キャサリン・ハードウィック監督)が10日、公開された。可愛らしいが素直でだまされやすい永遠の少女のその後を描いたダークファンタジーだ。
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動物をいけにえにささげることで人狼からの襲撃を抑えてきたダガーホーンの村。美しい娘ヴァレリーは幼なじみの木こりのピーターと恋仲にあったが、両親が裕福な家の息子ヘンリーとの婚約を決めてしまい、駆け落ちを決意する。しかし、血のように赤い月が浮かぶある夜、ヴァレリーの姉が何者かに殺されてしまい、状況が一変してしまう。復讐に燃える村人たちによって招かれた人狼ハンターのソロモン神父が、人狼が村の誰かかもしれないと警告したことから村はバラバラになっていく。一方、ヴァレリーは、自分と人狼との間には不思議な結びつきがあることに気づくのだが……。
ヒロイン、ヴァレリーを演じるのは、映画「マンマ・ミーア!」(08年)でブレークし、「クロエ」「ジュリエットからの手紙」と公開作が相次ぐアマンダ・サイフリッドさん。ソロモン神父役を名優ゲイリー・オールドマンさんが演じるほか、ピーターとヘンリー役には、「CSI:ニューヨーク」など数々の人気テレビシリーズでゲスト出演しているシャイロー・フェルナンデスさんと、名優ジェレミー・アイアンズさんを父に持つマックス・アイアンズさんのイケメン2人を起用。レオナルド・ディカプリオさんも製作に名を連ねている。
ハードウィック監督は、前作「トワイライト~初恋~」(08年)で美少女と青年2人の危険な三角関係を描き、女性客の心をわしづかみにした。今作では、野性的で男らしいピーターと、裕福な家の出で温厚なヘンリーとの間で揺れ動く美少女ヴァレリーの関係を、邪悪さとつやっぽさをチラつかせる演出で描き、観客の目をくぎ付けにする。オリジナルの童話はハッピーエンドで幕を閉じた。さて、今作の赤ずきんには、どんな結末が待っているのか。10日から丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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