俳優の溝端淳平さんが14日、22歳の誕生日を迎え、この日、東京都内のスタジオでクランクインした連続ドラマ「木曜ミステリーシアター 名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」の撮影中、スタッフからのサプライズバースデーで祝福を受けた。工藤新一の衣装で登場した溝端さんは「自分の私生活も大事だなと思った。仕事はもちろんお芝居の勉強も、いろんなことに挑戦しながら、バランスのいい大人になっていきたいな。仕事がバリバリできるから思いっきり遊べるし、遊べるから仕事もできるって22歳は思います」と笑顔で抱負を語っていた。
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ドラマの事件現場で、「1人のシーンのテスト」と聞いて登場した溝端さんは、大勢のスタッフと報道陣から祝福を受け「いや、なんかたいしたリアクションできなくてごめんなさい!」と驚いた様子。直径30センチの特製バースデーケーキには、コナンと新一、溝端さんの顔がデザインされており「すげーな、このケーキ!」と感激。スタッフからは、料理に凝っているという溝端さんにペティナイフと万能バサミの料理セットと入浴剤セット、共演の忽那汐里さんからもプレゼントをもらい、「クランクインが誕生日なんて迷惑かなと思ったけれどありがたい。すごくいいクランクインができた。3カ月間、これからどうぞよろしくお願いします!」とあいさつした。
ドラマは青山剛昌さんの人気マンガ「名探偵コナン」の初となる連続ドラマで、7月から読売テレビ・日本テレビ系で放送される予定で、4月に放送されたスペシャルドラマに引き続き、主人公の高校生探偵・工藤新一を溝端さん、ヒロインの毛利蘭を忽那さんが演じる。溝端さんは「一回スペシャルをやったチームと久々に再会して祝っていただいた。これから3カ月やる気になったし、22歳、活が入った」と力を込め、「まだ事件が起きて序盤なんですけれど、自分が台本で空想していたシーンが現実になっていく。さらに台本を読み直して役作りができるな」と今後の撮影への意気込みを語っていた。
「名探偵コナン」は、「週刊少年サンデー」(小学館)に連載中の青山さんの人気マンガが原作。高校生探偵の新一が、謎の組織の手で子どもの体にされてしまい、小学生探偵の江戸川コナンとして、難事件を解決するというストーリー。テレビアニメは96年からスタートして今年放送15周年を迎えたほか、97年からは劇場版アニメも毎年製作されて人気を集めている。実写ドラマは、これまでに小栗旬さんが新一を演じたスペシャル版が2作品、溝端さんのスペシャル版1作品が放送されている。
今回は、新一がコナンになる3カ月前が舞台。高校生探偵として知られる新一のもとに殺人事件を予告する挑戦状が次々と届く1話完結の大人向けのストーリー。スペシャル版3作品はいずれもオリジナルストーリーだったが、今回初めて青山さんの原作の実写化も盛り込まれる。キャスト陣は、4月に放送されたスペシャル版に引き続き、蘭の父親・毛利小五郎役の陣内孝則さんをはじめ、蘭の母親・妃英理役の大塚寧々さん、蘭の親友の鈴木園子役でAKB48の秋元才加さんの出演が決まっている。また、新一のライバルで西の高校生探偵として名をはせる人気キャラクター「服部平次」も初めて実写化されるという。放送は7月から毎週木曜午後11時58分。(毎日新聞デジタル)
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