AKB48:選抜総選挙のテレビ広告効果は80億円 放送時間は前回の約2.8倍

「第3回AKB48選抜総選挙」の開票イベントで1位の前田敦子さんと抱き合って祝福する2位の大島優子さん(右)
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「第3回AKB48選抜総選挙」の開票イベントで1位の前田敦子さんと抱き合って祝福する2位の大島優子さん(右)

 前田敦子さんが首位に返り咲くなど「選抜総選挙」でワイドショーに話題を提供したアイドルグループ「AKB48」が1週間でテレビに取り上げられた時間は9時間30分だったことがテレビマーケティングの「エム・データ」の調査で明らかになった。広告価値に換算すると、80億1500万円の効果という。

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 調査は、「第3回AKB48選抜総選挙」が行われた9日を挟む6~12日の間、NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日で放送されたワイドショーや情報番組、ニュース・報道番組で取り上げられた時間を集計した。

 「第2回選抜総選挙」の行われた昨年の集計(10年6月6~12日)の3時間25分に比べ約2.8倍となったが、同社の担当者によると、これだけ増加した要因の一つとして、「昨年はちょうどサッカーワールドカップ開幕、九州の口蹄疫(こうていえき)被害、菅内閣発足時期と重なっており、AKB以外の話題に報道時間が割かれ、今年が伸びたというよりは昨年があまり伸びなかったような側面がある」と分析している。

 「エム・データ」では、東京、名古屋、大阪地区のテレビ局で放送されたテレビ番組やテレビCMを、専門スタッフが実際に見て、テレビ番組やCMをテキスト化・データベース化して「TVメタデータ」を構築している。(毎日新聞デジタル)

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