満島ひかり:撮影中、瑛太が面白くて「抑えられない」 ドラマ「それでも、生きてゆく」会見

ドラマ「それでも、生きてゆく」の会見に登場した(前列左から)瑛太さん、満島ひかりさん、(後列左から)大竹しのぶさん、時任三郎さん、田中圭さん
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ドラマ「それでも、生きてゆく」の会見に登場した(前列左から)瑛太さん、満島ひかりさん、(後列左から)大竹しのぶさん、時任三郎さん、田中圭さん

 俳優の瑛太さん(28)と女優の満島ひかりさん(25)が16日、7月スタートの連続ドラマ「それでも、生きてゆく」(フジテレビ系)の会見に出席。今作で連続ドラマ初ヒロインを務める満島さんは瑛太さんを「うける(面白い)んです。個人的に面白くて本番でも(笑いを)抑えられないことが多い。とてもすてきで無垢(むく)。“生まれたて”みたいな純粋な顔をしてお芝居をするのがすてき」と絶賛した。

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 ドラマは、中学生時代、友人に妹を殺された瑛太さん演じる深見洋貴と満島さん演じる加害者の妹・双葉が、事件から15年目に出会い、その魂のふれあいを軸に、悲劇を乗り越えて希望を見いだす家族の姿を描く。「同・級・生」「東京ラブストーリー」などのドラマや映画「世界の中心で、愛をさけぶ」などを手がけた脚本家・坂元裕二さんのオリジナル作品。主題歌は小田和正さんの「東京の空」が起用され、劇中音楽はピアニストの辻井伸行さんが手がける。

 会見には中学時代の洋貴の友人で、その妹を殺害し、現在は名前を変えて社会復帰した健二(文哉)を演じる風間俊介さん(27)、洋貴の弟で殺害された少女の兄・耕平を演じる田中圭さん(26)のほか、双葉の妹・灯里役の福田麻由子さん(16)、加害者である健二と双葉、灯里の母親役の風吹ジュンさん(59)、その夫役の時任三郎さん(53)、殺害された少女と洋貴、耕平の母親役の大竹しのぶさん(53)も出席。

 共演者へのリクエストを問われた瑛太さんは「満島さんは楽しいです。大竹さんも、僕が今集中したいという時に(面白くて)笑いが漏れてしまう」と困り顔を見せて「このままやっていきたいです」と自分に言い聞かせるようにコメントし、共演者から笑いが起きた。大竹さんは「こんな性格でバカやったりしちゃうんで……(瑛太さんに)もっと冷たくするよ。もう二度としゃべらない」と宣言し、瑛太さんを慌てさせていた。

 ドラマについて瑛太さんは「最後は勇気を持って前進する物語。その経過を演じることで、悲しみを背負った方にも何か少し伝えられるんじゃないかと思う。勇気、希望だけでなく、生きていれば必ずいいことがあるし、人が寄ってきてくれてつながるものがあるということを伝えたい」と意気込んだ。満島さんは初めて台本を読んだ時を「本当にきつくて、私このドラマやるって言っちゃった……。できないなあと思うぐらいだった」と振り返ったが、「(キャストやスタッフの)1人、1人の人生を生きる気合や優しさがつながって、いろんな人の人生に入り込み、それがつながって大きな円を描けるように考えるばかり。人生と誠実に向き合っている人間の姿を描ければ」と気合を込めた。

 放送は7月7日から毎週木曜午後10時~同54分。初回は15分拡大。(毎日新聞デジタル)

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