徳光和夫:「24時間テレビ」マラソンの練習で健康に 心筋梗塞からの復帰語る

東京音楽大学で開催された「父の日」特別講義に登場した徳光和夫さん
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東京音楽大学で開催された「父の日」特別講義に登場した徳光和夫さん

 フリーアナウンサーの徳光和夫さん(70)が17日、東京音楽大学(東京都豊島区)で開催された「父の日」特別講義に講師役で登場。10年前に心筋梗塞(こうそく)を発症した経験を所々にギャグや川柳を交えながら語り、日本テレビの「24時間テレビ」のチャリティーマラソンで最年長ランナーとして走る依頼を引き受けた理由ついて「走っている人を(司会として毎年)見ているが、全然わかっていないし、この年になれば仕事を“こなして”しまう。久しぶりに“取り組む”という感じで取り組んでいたら今は(トレーニングなどで)健康的になった」と語った。 

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 講義は、今年で5年目・第8弾となるアステラス製薬とファイザー主催の動脈硬化性疾患予防啓発活動「コレステロール甘くみない!!!」の一環。近年、LDL(悪玉)コレステロール値などの異常による脂質異常症(高脂血症)を患う人が中高年男性を中心に急増していることを受けて、「父の日」という機会に父親の健康を娘世代である女子学生に深く考えてもらい、父親とコレステロールについて話すきっかけにしてほしいという目的で開催された。

 徳光さんは、心筋梗塞を発症したとき「胃をつかみ出したいような悪寒」に襲われ、妻に促されて水を飲んだという当時の状況を話し、「水を飲んだことが良かった。女房がいなかったらアウトだった」と語った。そして当時の夫婦仲について「それまでは会話がない夫婦関係だった」と明かし、そんな当時の様子を「まだ寝てる 帰ってみれば もう寝てる」という川柳で表現。さらに妻からの「初デート あの日に戻って 断りたい」という“返歌”も紹介し、会場が笑いに包まれた。

 最後に「(心筋梗塞を発症して)10年間、支えてくれたのは奥さん。発病してからの息子たちの温かさなどこういうのが愛情なんだなと感じた」と家族への感謝の言葉を述べた。また徳光さんは「24時間テレビ」のチャリティーマラソンについて「(番組の)20回となるマラソンの区切りに70才の私も頑張ってみようかなと思う」と決意を表した。

 講義イベントには歌手の西城秀樹さん(56)と歌手のブラザートムさん(55)も登場し、西城さんが脳梗塞経験者の立場から、トムさんは心筋梗塞経験者の立場からそれぞれの病気について家族とのエピソードなどを交えながら話した。(毎日新聞デジタル)

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