彩雲国物語:600万部発行の人気ラノベ 8年で完結 少女の成長描く“中華風”ファンタジー

「彩雲国物語」シリーズの最終巻「紫闇の玉座 下」の表紙
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「彩雲国物語」シリーズの最終巻「紫闇の玉座 下」の表紙

 テレビアニメ化もされた雪乃紗衣さん作、由羅カイリさんイラストのライトノベル「彩雲国物語」(角川ビーンズ文庫)が30日に発売される本編18巻「紫闇(しあん)の玉座 下」で完結する。

ウナギノボリ

 「彩雲国物語」は、古代中国風の世界にある彩雲国(さいうんこく)を舞台に、名門だが貧しい紅家の娘・秀麗が、新王・劉輝の教育係を引き受けたことをきっかけに、彩雲国初の女性官吏になり、劉輝との恋や共に官吏を目指す同期生との友情、宮廷内での権力闘争や貴族の暗躍などさまざまな出来事に立ち向かう姿を描いたファンタジー。02年に第1回ビーンズ小説大賞の読者賞・奨励賞を受賞し、03年に第1巻「はじまりの風は紅く」が刊行され、累計600万部を発行している。06~08年に2期にわたってNHKでテレビアニメ化された。

 最終巻では、巫女(みこ)の力を借りていなごの害を沈めた秀麗だが、その命はむしばまれていく……というストーリー。秀麗と劉輝の愛の結末も描かれる。(毎日新聞デジタル)

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