俺の空 刑事編:主演デビュー目指しファイナリスト10人が“街頭総選挙”

「俺の空刑事編オーディション 街頭総選挙」と題して、休日の東京・原宿で自身への投票を訴えるファイナリストたち=テレビ朝日提供
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「俺の空刑事編オーディション 街頭総選挙」と題して、休日の東京・原宿で自身への投票を訴えるファイナリストたち=テレビ朝日提供

 本宮ひろ志さんのマンガを実写化する連続ドラマ「俺の空 刑事編」(テレビ朝日系)の主役を一般公募で決める全国オーディションで、ファイナリスト10人が25日、東京都内で“街頭総選挙”を行った。買い物客や観光客らでにぎわう休日の東京・原宿や浅草の街頭に、スーツ姿の“イケメン”10人がずらりと並び、「投票お願いします!」「みなさんの力で主役が決まります!」と支持を訴え、3歳から70代まで約1000人が“投票した。イベント前には不安を口にしていた10人だったが、「街のみなさんが温かく迎えてくれてうれしかった」「主演を獲得したいと、改めて強く思った」などと力強い言葉が発せられた。最終審査は7月10日。10人の中からシンデレラ・ボーイが誕生する。

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 「俺の空」は、日本屈指の財閥「安田グループ」の跡継ぎ・安田一平が花嫁を探して波瀾万丈な旅をする様子を描いた本宮さんの人気作。コミックスの累計が2400万部の売り上げを記録するベストセラーシリーズで、「刑事編」はその続編。旅を終えた一平が、自ら考える正義を実現するべく、いきなり警視庁の新米刑事となり、水死体発見のために私財を投じて湖を買収して湖水を別の場所へ移動させたり、麻薬流入を食い止めるために東南アジアルートの麻薬をすべて買い占めたりという型破りな発想と莫大(ばくだい)な財力、権力を駆使して、次々と立ちはだかる難事件を解決していく……という物語。一平のライバルである東京地方検察庁の検事・武尊善行(ぶそん・よしゆき)役で永井大さん、ヒロインの女刑事・大川真弓役で国仲涼子さんが出演することが決定している。

 この日は、「俺の空刑事編オーディション 街頭総選挙」と題して、原宿の神宮前交差点やJR原宿駅前、浅草の雷門前や花やしきなどを訪れ、ファイナリストたちが、ボードにシールを貼る形式で“投票”を募った。神宮前交差点では、同局の深夜バラエティー番組「さきっちょ」で“さきっちょガール”として活躍する伊藤れいこさんの取材も入り、緊張を隠せない10人だったが、スーツ姿で投票を呼びかけ始めると、多くの人々が足を止め、真剣に票を投じる姿を目の当たりにし、自信をつけたようだった。

 オーディションには全国から2700人の応募があり、ファイナリストとして、地方で働く会社員や就職が決まっている学生、テレビ朝日の番組ADなどバラエティーに富んだ10人が選出され、7月9日まで「サバイバル期間」として、街頭投票イベントのほか、「寺修行」といった“試練”にも挑戦している。それぞれがブログやツイッターで支持を訴えており、特設サイトでは同日まで一般からの投票を受け付けている。7月10日には投票結果も加味して最終審査が行われる予定で、合格者は、同ドラマでの主演デビューが約束されるほか、賞金100万円(他薦の場合、受賞者に50万円、推薦者に50万円)が贈られる。(毎日新聞デジタル)

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