注目アニメ紹介:「異国迷路のクロワーゼ」19世紀後半のパリを舞台にした日本の少女の物語

アニメ「異国迷路のクロワーゼ」のキービジュアル (C)2011 武田日向/富士見書房/異国迷路のクロワーゼ製作委員会
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アニメ「異国迷路のクロワーゼ」のキービジュアル (C)2011 武田日向/富士見書房/異国迷路のクロワーゼ製作委員会

 マンガ雑誌「月刊ドラゴンエイジ」(富士見書房)で武田日向さんが連載しているマンガをアニメ化した「異国迷路のクロワーゼ」の放送が3日から順次始まる。19世紀後半のパリを舞台に、日本の長崎からやってきた少女が異国の文化や慣習にとまどいながらも人々と交流していく様を描く。

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 奉公のために日本からパリへとやってきた少女・湯音(ゆね)が足を踏み入れたのは、近代化の流れから忘れ去られた商店街「ロアの歩廊」だった。湯音は、全く異なる言語や習慣に戸惑いつつ、鉄工芸品店「ロアの看板店」で働き、若き店主クロードやパリの人々に少しずつなじんでいくのだった。

 見どころは、人形のような湯音が、異国との文化の違いを前にしながら、ひたむきに壁を乗り越えようとする奮闘ぶりだ。湯音は片言ながら言葉を覚え、かたくなだったクロードとも理解を深め合っていく。ストーリーが進むにつれて湯音の表情は豊かになる。着物などキャラクターの衣装や、スタッフがフランスへ足を運ぶなどして作り上げた美術設定にも注目だ。

 湯音役を「神のみぞ知るセカイ」の中川かのんを演じた東山奈央さん、クロード役を「生徒会の一存」の杉崎鍵役の近藤隆さん、日本文化に強い興味を持つ少女アリス役を「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどかの悠木碧さん。アニメーション制作は「キスダム-ENGAGE planet-」や「マクロスF」のサテライトが担当する。

 放送は、チバテレビで3日から日曜深夜0時半~、tvkで3日から日曜深夜1時半~、テレ玉で4日から月曜深夜1時5分~、TOKYO MXで4日から月曜深夜1時半~、テレビ愛知で5日から火曜深夜2時~、サンテレビで6日から水曜深夜2時5分~。AT-Xは4日から月曜午前9時~と午後9時~。(毎日新聞デジタル)

 ※放送局・時間は変更される場合があります。

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