吉本興業の「あなたの街に住みますプロジェクト」で東京を担当するお笑いコンビ「LLR」が3日、庚申文化会館(東京都杉並区)で行われた「杉並江戸落語研究会」イベントに登場した。「LLR」の福田恵悟さんは落語「新作落語」を披露。福田さんは、「(落語を披露することが)楽しみでしょうがなかった。正直、今年で芸歴10年目なんですけど、緊張することはないですね。逆に、緊張するような仕事をください!」と懇願していた。
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同プロジェクトは、12年4月に創業100周年を迎える吉本興業グループの「100周年プロジェクト」のテーマの一つである「地域社会とエンターテイメントの共創」を実現するため、お笑い芸人が1組ずつエリア担当社員とともに全国47都道府県に住み、地元密着の活動をするというもの。
イベントでは、福田さんをはじめ、「LLR」の伊藤智博さん、杉並区の小学生落語家・高円寺亭白桃さん、落語研究会に所属する女子大生・荻窪亭酒風さん、吉本興業・東京都担当エリア社員の佐藤健志郎さんも登場した。それぞれが落語を披露し、佐藤さんがトリを担当。佐藤さんは「社員がまさにトリになるとは……」と戸惑いながらも、落語「勘定板」を披露し、会場を盛り上げた。
福田さんは「落語は1~2回やらせてもらったことがあるんですけど、そのとき、師匠にあんまり横を向かなくていいと言われたんです。横はちょっと向くだけでいいと。そのことが頭をよぎっちゃって、視線はバラけた感がありました」と反省。
「今後やってみたいことは?」という質問に、福田さんは、「(東京都内の)各地に行きたい。僕らは西東京市出身なので、足立区とか行ったことのないところに行けたらうれしい」と話した。伊藤さんは「落語以外だと、手品とか参加したいですね」と提案。福田さんは、「手品いいね! 次はそうしよう!」と乗り気で、佐藤さんも「企画します!」と意気込みを見せていた。同プロジェクトは、地域を盛り上げる企画を公式サイト(http://www.yoshimoto.co.jp/sumimasukoubo/)で募集する。31日まで。(毎日新聞デジタル)