新垣勉:名曲「さとうきび畑」の続編「緑陰」をリリース

被災した岩手県大船渡市で歌う新垣勉さん
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被災した岩手県大船渡市で歌う新垣勉さん

 盲目のテノール歌手として知られる新垣勉さんが、自身のデビュー曲「さとうきび畑」の続編となる「緑陰(こかげ)」を歌うことが明らかになった。8月3日に発売されるアルバム「平和の歌」に収録される。

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 「さとうきび畑」は、故・寺島尚彦さんが作詞作曲を手がけ、第二次世界大戦末期の沖縄戦をテーマにした楽曲で、デビュー曲にした新垣さんのほか、森山良子さんや錦織健さんら数多くのアーティストに歌い継がれている。続編の「緑陰」は、戦争が起きる前と起きた後の沖縄を振り返っており、これまでに寺島さんの娘でソプラノ歌手の寺島夕紗子さんが歌っている。

 新垣さんは、生前の寺島さんと親交が深く、寺島さんも「新垣さんにいつか歌ってほしい」と話していたといい、新垣さん自身も非常に「緑陰」を大切にしており、発表する時期を考えていた。今回、東日本大震災後、元気のない日本に元気を与えたいという思いから、アルバムに収録することにしたという。

 新垣さんは「東日本大震災でたくさんの尊い命が奪われました。この楽曲は、今発表されるべき楽曲だと思いました。この楽曲を通して多くの人々に活力を与えられればと思います」と話している。(毎日新聞デジタル)

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