桑田佳祐:「恩返しの気持ちを込めて歌を届けたい」 宮城で9月に復興支援ライブ

9月に東日本大震災の被災地となった宮城県で復興支援ライブを開く桑田佳祐さん
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9月に東日本大震災の被災地となった宮城県で復興支援ライブを開く桑田佳祐さん

 歌手の桑田佳祐さんが、3月11日に起こった東日本大震災から半年の節目となる9月10・11日、被災した宮城県で被災者の支援ライブ「宮城ライブ~明日へのマーチ!!~」を開くことが14日、明らかになった。桑田さんは、未曽有の大震災に対して「音楽にどれほどの力があるのか悩んだときもあった」と無力感を感じたことを明かし、「自分にできることはやっぱり音楽しかありません。昨年のふとした病の間にもたくさんの応援をいただき、勇気づけられました。今度は恩返しの気持ちを込めて、東北の地に歌を届けたい」と語っている。

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 開催場所は震災時に遺体安置所として使用された「宮城 セキスイハイムスーパーアリーナ」(宮城県利府町)を使用する予定で、開催されれば同所の一般利用再開後、初のライブとなる。両日とも午後4時開場、午後5時開演予定で、全席指定の8500円(一般販売は8月28日午前10時から)。収益の一部は日本赤十字社と地方公共団体を通して被災地・被災者へ寄付される予定。

 桑田さんは、10年7月に食道がんを公表して療養していたが、同年の大みそかの「第61回NHK紅白歌合戦」に27年ぶりの出演を果たし、活動再開を宣言。3月の震災後、芸能事務所「アミューズ」所属のタレント37組54人とともに「チーム・アミューズ!!」を結成、桑田さんが新たに書き下ろした詞曲と所属アーティストのヒット曲を組み合わせた9分1秒のチャリティーソング「Let’s try again」を発表し、5月下旬には、仙台の被災地を訪れてラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」を放送するなど、被災者支援に力を入れていた。

 また、8月17日には約1年ぶりとなるトリプルA面シングル「明日へのマーチ/Let’s try again~kuwata keisuke ver.~/ハダカDE音頭~祭りだ!!Naked~」を発売。こちらの収益の一部も震災への復興支援として寄付することを発表している。(毎日新聞デジタル)

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