徳光和夫:24時間マラソン合宿3日間で45キロ走破 完走時は「自分で中継したい」

「24時間テレビ34」チャリティーマラソンの公式練習でガッツポーズする徳光和夫さん
1 / 1
「24時間テレビ34」チャリティーマラソンの公式練習でガッツポーズする徳光和夫さん

 8月20~21日に日本テレビ系で放送される「24時間テレビ34」でチャリティーマラソンランナーを務めるフリーアナウンサーの徳光和夫さん(70)が12日、合宿中の神奈川県内の運動公園で公開練習を行った。ジャイアンツを意識したというオレンジのトレーニングウエアで走り込んだ徳光さんは、オファーを受けたのが今年の1月だったと明かし「1月の あの日に戻って 断りたい」と一句詠み、報道陣を笑わせたが、「無理を承知で引き受けた以上、完走したい。武道館に入ったら、できることなら自分で中継したいね」と本番への思いを語った。徳光さんは11~13日の3日間の合宿で合計45キロ走ったといい、順調な仕上がりぶりをみせた。

ウナギノボリ

 毎年夏に放送され、今年で34回目を迎える同番組は、「力(ちから)~わたしは、たいせつなひとり。~」がテーマ。徳光さんが20回目となるマラソンランナーを務めるほか、総合司会をフリーアナウンサーの羽鳥慎一さんと同局の西尾由佳理アナウンサーが務める。また、チャリティーパーソナリティーに女優の堀北真希さん、番組パーソナリティーにお笑い芸人の宮川大輔さんとイモトアヤコさん、スペシャルサポーターとして女優の黒木瞳さんと真矢みきさんが出演する。

 同番組のチャリティーマラソンは92年から行われており、08年はエド・はるみさん、09年はイモトアヤコさんがランナーを務め、昨年はタレントのはるな愛さんが挑戦した。マラソンを引き受けた経緯について、徳光さんは「いつか自分にくるんじゃないかと思ったが、急性心筋梗塞(こうそく)をやったので、まさかと思った」と心境を語り、「俺自身が元気になれる千載一遇のチャンス。実際コーチにも『20年は長生きできる』と言われた。今16歳の孫娘の結婚式が見たい」と新たな夢を笑顔で話した。

 普段の練習について、徳光さんは「1日おきほどのペースで15キロ弱走っている」と話し、完走への不安としては「左足の親指が痛い。軟骨がすれてきている。スタッフが用意してくれたインソールでかなり痛みはなくなっている。けがと仲良く付き合いながら、痛みを散らしながら走ります」と対策を語った。

 練習には、同番組のメーンパーソナリティーを務める人気グループ「関ジャニ∞(エイト)」の村上信五さんも応援に駆けつけた。村上さんは「想像つかないけれど、ゴールするものと思ってお待ちしてます」と話し、「たまには罵声(ばせい)を浴びせてくれよ」とからかう徳光さんに「徳さんが元気になるんだったら、ひんしゅく買っても『じじい!』って叫びますよ!」と真剣に答えた。村上さんが預かってきた巨人の原辰徳監督からのビデオレターを見て「たまらないね」と笑顔。「この(原監督の)明るい表情を見て、巨人軍、今年(逆転優勝)いけるなと思いました」と上機嫌で予言した。

 村上さんが、番組テーマの「力」という一文字の入った手作りのおはぎを差し入れると、徳光さんは大喜びで「大好きなんですよ。走った後で一番楽しみにしているのがスタッフが用意してくれるこれ(おはぎ)。至福ですね」とほおばった。ゴールの瞬間は「堀北真希ちゃんがおはぎを持って迎えてくれたら完璧。間違ってもミッツ(マングローブさん)なんて連れてくるなよ。Uターンするからな」と村上さんに念を押し、報道陣を笑わせていた。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事