アキバ発のファンシーキャラクターとして同人誌から誕生した「にゃんぱいあ」のテレビアニメ「にゃんぱいあ-The Animation-」の放送開始記念イベントが10日、東京都内で開かれた。小清水亜美さん、杉山紀彰さん、福山潤さんら出演声優が登場し、着ぐるみショーや、アニメアフレコ時のエピソードを明かすなど、来場者は1時間半のイベントを楽しんだ。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　「にゃんぱいあ」は、09年6月にyukiusaさんの同人誌「にゃんぱいあ-the Gothic World of Nyanpire-」から誕生し、関連のキャラクターグッズは300万個以上が売れている。アニメは、捨てられた黒い子猫が、暗闇から現れた「ヴァンパイア」の手で吸血猫「にゃんぱいあ」として生まれ変わり、人間の女の子に拾われて楽しい生活を過ごす……というストーリー。「ブレイブ ストーリー」や「AFRO SAMURAI」のGONZOが制作を担当。7月からアニメ専門チャンネル「キッズステーション」で毎週水曜午後10時54分に放送されるほか、動画配信サービス「GyaO！」（木曜更新）でも配信する。

　イベントでは、にゃんぱいあ役の小清水さんが「ヴァンパイアさんに助けられ、血の洗礼を受けたことで『にゃんぱいあ』になりました」と自己紹介。すると、戦国武将の伊達政宗を崇拝する子猫「独眼竜まさむにゃ」役の杉山さんは「にゃんぱいあを女の子だと思って一目ぼれしたんですが、男の子だということに気付き、落ち込みながらも可愛いなと引かれる。ちょっとイケナイ道に入りかけている武将の格好をしたニャンコです」と話して、会場を笑わせた。

　また、天界から追い出された元天使「にゃてんし」役の福山潤さん、にゃんぱいあの弟分で毒舌の子猫「茶々丸」役の後藤邑子さんは、アフレコの現場でスタジオに置いてあるコーヒーメーカーで、同じようにミルクをこぼしたというエピソードを明かした。会場では、アニメ主題歌「にゃんぱいあ体操」のダンスが披露され、観客にダンスのレクチャーをするなどした。（毎日新聞デジタル）