マンガ質問状:「となりの柏木さん」 可愛い柏木さんと“やらかしちゃう”雄斗の関係に大きな展開

霜月絹鯊さんのマンガ「となりの柏木さん」(芳文社)3巻の表紙
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霜月絹鯊さんのマンガ「となりの柏木さん」(芳文社)3巻の表紙

 話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、“お絵描きSNS”を通じたオタク少年と少女のほのかな恋を描いた霜月絹鯊(しもつき・きぬさ)さんの「となりの柏木さん」です。「まんがタイムきららフォワード」(芳文社)編集部の小森規雄さんに作品の魅力を聞きました。

ウナギノボリ

 −−この作品の魅力は?

 オタク全開の高校生・桜庭雄斗と学校一の美少女・柏木琴子は同じクラスの隣の席同士。そして雄斗は“お絵描きSNS”での“絵師”「Sayane」の大ファン。ある時琴子が隠れオタクであることが雄斗にばれて、2人は隠れた“オタ友達”に。しかし、実はSayaneは琴子だった……! その真実を知ってから2人の関係が変わり始めて……!?

 まずは何といっても柏木さんの可愛さが一番です。オタクな部分を隠していた柏木さんが、だんだんと雄斗と打ち解けていくいちに見せるさまざまな表情は、本当に可愛くて必見です! あとはオタク全開で生きている雄斗が、ついいろいろと“やらかしちゃう”ところも、ある意味、この作品の見どころです。

 −−作品が生まれたきっかけは?

 初めはもっと違う設定だったのですが、うまくいかず、何度も話し合った末に、絵師で隠れオタクの女の子と、オタクオープンな男子のラブコメはどうか?というところに落ち着いたんです。そこに“お絵描きSNS”という要素が加わって「柏木さん」が生まれました。

 −−編集者として作品を担当するうえでうれしいこと、逆に大変だったエピソードを教えてください。

 「柏木さんが可愛い」と読者のみなさんに言ってもらえるのが一番うれしいですね。やっぱりヒロインなので、その魅力がちゃんと読者の方々に伝わったんだなあ……というか。あとは作品のテンポについて「ゆるくてのんびりだけどそこもいい」「このままほのぼのとしたノリで続けてほしい」とあるのも、目指してやっている部分なのでそう言ってもらえるのもうれしいです。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 柏木さんと雄斗の関係も少しずつ微妙に変化があり、最新刊では大きな展開がありますのでぜひお見逃しなく! そしてその後の2人の関係がどうなっていくのかも見守っていてくださるとうれしいです。これからも応援よろしくお願いします!!

「まんがタイムきららフォワード」編集部 小森規雄

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