19日に肺炎のため、71歳で亡くなった俳優の原田芳雄さんの通夜が21日、東京・青山葬儀所でしめやかに営まれ、親交のあった関係者1200人が参列した。ドラマ「新参者」で共演した原田美枝子さんは「ギリギリ現役で、最後は主演（映画『大鹿村騒動記』）で終えたことが俳優として見事。最後まで格好良かった」と故人をしのんだ。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　原田さんは腸閉塞（へいそく）と肺炎を併発し闘病中だったが、19日午前、東京都内の病院で死去した。通夜には、芸能界からは生前交流のあった佐藤浩市さんや上戸彩さん、「SMAP」の木村拓哉さん、中居正広さん、香取慎吾さん、「嵐」の松本潤さん、松田龍平さん、妻夫木聡さん、江口洋介さん、内田裕也さん、阪本順治監督などが弔問に訪れた。

　地井武男さんは「戦友を亡くしたような。お見舞いに行こうと思ってたんですが、そんなに悪いと思ってなかった。（原田さんに）500円貸しているんだよな……」としんみり語り、また熊谷真美さんは「（松田）優作さんが尊敬していた俳優なので、私も尊敬してました。龍平、翔太の妹家族と親戚のようにお付き合いしてくれて、明るく、やさしく、温かい人でした」と目に涙を浮かべながら語っていた。（毎日新聞デジタル）